最近観た映画

miyaoka
·
公開:2024/6/18

FALL

  • けっこう面白かったな~

  • youtuberがふざけてパニックになるだけの話かと思ったら冒頭ロッククライミングのシーンから始まったので、あ、ちゃんと登る人の話なんだってなった

  • 舞台を細い鉄塔にして上下を見切れさせることでビジュアル的にはいかにもヤコブの梯子みたいだし、登る動機もちゃんと提示されている

  • 鉄塔に登るだけってだけの話なのに飽きさせないのは、単純にコワ~~ッ!!ってなるシチュエーションが続くのもあるけど、演出的にスピルバーグの「激突!」みたいに手を変え品を変え細かいリズムを上手いこと刻んでるんだろうなーって思った

  • こういう死生観に立ち向かう精神的なシチュエーション物としては、以前にトラと漂流する「ライフ・オブ・パイ」があったけど構造的にけっこうそれに近いなって思った

クワイエット・プレイス

  • 3作目となる「クワイエット・プレイス:DAY 1」が公開されるというのをオモコロチャンネルがPRしてたので、気になって観た

  • FALLが思ってたより良かったのもあるせいか、こっちは設定のガバさが気になって気になってしょうがなかった…

  • 声を出しちゃいけない世界になって400日以上経った時点で…出産? どういう覚悟なのか全然良く分かんなすぎてそこがパニックだった。お話的に赤ん坊を入れたほうがいい、というのはもちろんあるんだろうけど

  • あとねー。米軍。米軍ならきっとなんとかしてくれるはず。ミストはずっとそう思って観てたので自分は人類の軍事力を信じたい

THE FIRST SLAM DUNK

  • 公開当時に映画館に観に行ったんだけど、そのとき人身事故で電車が止まってしまって間に合わなかったので試合の後半から観た。なんかよく試合の途中からキャラが駆けつけるシチュエーションあるけど、それみたいだなって思った。まあ普通に見れなくてつらかった。もっかい観に行けば良かったけど、配信を待つかーってなった

  • で、やっと観れたんだけど、なるほどね~~~

  • 駅伝マンガ「奈緒子」のように回想が挟まるほどキャラの強みが増す図式があるけど、山王戦での宮城リョータの動きの一つ一つがこの積み重ねの果てにあるというのがめちゃくちゃ効く

  • あと映画館で観たときは桜木花道の「オレは今なんだよ」はなんか肯定できなくて現代的にはやっぱ将来にチャンスを繋げたほうがいいでしょって思ったけど、今回はやっぱ「今」なんだよな~~~って思った

  • そしてゴリがフリースローに臨む場面では、ベンチで花道がうつ伏せに倒れてるのがリョータの目線で客観的に描かれるのがとても恐ろしく冷徹なシーンに感じた

  • 誰かにとっての主観の物語の終焉は第三者から見ればただ無情に過ぎ去ってゆく。志を共にした戦友が脱落する呆気なさが際立つ感じがするのはリョータの兄の喪失が踏まえられてるからなんかなーって思った

  • それにしては倒れた後にまた床に転げたりしてドッタンバッタンしすぎじゃないか????って改めて思った