Androidのブラウザを、ChromeからArc Searchと言うアプリに乗り換えてみました。
最近ArcというMacのブラウザを使ってみてるんですが、これがなかなかいい感じで、そのArcの開発チームが出しているスマホ用のブラウザということで気になってインストール。
Mac版のArcとはまた雰囲気が異なり、「スマホのブラウザなんて検索にしか使わないでしょ」という、割り切った思想で作られています。これが意外と悪くない。
数週間使ってみた感想を軽く書いてみます。
メニューバーが下にある
Chromeだと画面上にあるアドレスバーですがが、Arc Searchでは下にある。これはChromeの不満な点だったので、嬉しい仕様です。
常時表示されるフッターのボタンも、タブ切り替え・新しいタブ・メニュー、の3つのみ。シンプルですが、意外とこれで困ってないです。

メニューがシンプル
フッター右側の「^」ボタンで開くメニューはこんな感じのシンプルなもの。確かに、スマホのブラウザのメニューで選択するものって、上の横並びの4つかもしれない。

これも画面の下からでてきてくれるのが嬉しい。
要約機能: Browse for me
目玉機能の一つがこのBrowse for Meという要約機能。検索ワードを入力すると、検索結果を元に以下のようなまとめページを作ってくれます。

ただし、この手のAIによる要約はいまいち信頼できないので私はまだこの機能は使ったことはないです。
不便な点
スクリーンリーダーがない
最近時々、ブログ記事をスクリーンリーダーに読み上げてもらって、家事をしながらポッドキャスト代わりに聞くことがあるんですが、Arc Searchだとこのスクリーンリーダー機能がなさそう。
「ホーム画面に追加」がない
スマホでよく見るサイト、例えばこの「しずかなインターネット」なんかはChromeの「ホーム画面に追加」でリンクを配置してるんですが、この機能もない。これもChromeで代用しています。
以上、Arc Searchというブラウザの紹介・感想でした。
やはり何と言っても検索のしやすさがいい感じ。大した機能ではないですが、重要な点です。不便な点をいくつか上げたものの、その機能だけChromeで代用する形で特に今のところ不便はなし。このまましばらく使ってみる事になりそうです。
なおiOS版で実装されているMacのArcとタブの同期機能がAndroid版は未実装っぽいんですが、まあそれはどっちでもいいかな。
ここからは蛇足ですが、気になっている不具合っぽい挙動の話。
ブラウザ内で下スクロールをするとフッターが隠れて画面全体が表示領域になり、上スクロールをするとフッターが下からニュッと出てくるような動きをするんですが、この時閲覧しているサイトの下の方にフッターメニューやフローティングボタンがあると、フッターメニューの裏に隠れてしまう挙動になっています。
フッターが一度消えて出てきた場合に、(フッターが表示されているにもかかわらず)フッターがないものとして画面全体をサイトの表示領域だと判定してサイトを描画している気がします。たまに困るから直ってほしいなあ。