この土日で小旅行へ行ってきたのですが、行きの新幹線の待ち時間で本屋に立ち寄り、伊坂幸太郎の「クジラアタマの王様」という小説を購入しました。
ここ最近は小説をほとんど読めてないんですが、中高の頃は小説を読むのが好きで、一番読んだ作家が伊坂幸太郎だったと記憶しています。
何作読んだかな、と伊坂作品の一覧を見たところ、ゴールデンスランバーまでの14作はすべて読んでいて、それ以降は全く読んでいないようです。特に飽きたような覚えはないけど、確かに「モダンタイムス」や「あるキング」あたりは本屋で見かけて「新刊出たんだ〜」と思いながらも素通りした記憶があります。
大学に入ったころから、めっきり小説を読まなくなりました。YouTubeであったりTwitterであったり、スキマ時間を埋める娯楽に出会ってしまったのがこの頃だと思います。それ以降、ほとんど小説を読めていません。
今回久しぶりに本屋の小説コーナーを眺めて、どう選んだらいいかも分からず、前から気になっていたような作品もなく、どれを手に取ろうか迷ったのですが、「伊坂幸太郎」の文字に懐かしさを感じて購入を決めました。
旅行では那須や宇都宮辺りを電車とバスでぶらぶらしつつ、夜は温泉宿に宿泊しました。
どこかで本を読む時間を取るつもりでしたが、食べたり温泉に入ったり食べたり食べたりと忙しく、結局ほとんどカバンの中にしまわれたままでした。那須のおしゃれなレストランで食べたハンバーガーが美味しかったです。
帰宅してから「クジラアタマの王様」を読みました。久々の小説でしたが、1冊読み切るのに5時間程度。ソファで読んでいたのですが、姿勢が悪かったのか右肩がかなり凝りました。
「クジラアタマの王様」は、文章の合間にセリフのない漫画が挿し込まれる変わった構成になっています。 「夢」と「現実」が交錯するストーリーになっていて、「夢」の部分が一部漫画で表現されます。ファンタジーな部分が絵で補完されるため内容がイメージしやすく、久しぶりに読む小説としてもちょうどよかったかもしれません。
伊坂幸太郎特有の、気の利いた言い回しをする登場人物たちの掛け合いも読んでいて心地よかったです。これを機に他の伊坂の作品や、他の作家も読んでみようかな。
最近Audibleを使い始めて主に教養系の書籍を聞いてみていますが、小説を聞いてみるのもアリかも。