最近、技術系の話に寄っていたので、久々に気楽な話でも書こうと思っていたのですが。ちょうど昨晩、マシュマロをいただいていたのでこの話を。
二年くらい前に仕事の関係でMBTI診断を行った時は「INFP - 仲介者」でしたが、今改めてやってみると「INFJ - 提唱者」でした。
提唱者(INFJ型)は最もまれな性格タイプですが、社会に大きく影響を与える人たちでもあります。強い信念を持ち、理想主義者である提唱者は惰性で生きる人生には満足せず、自身が立ち上がり、ものごとを改善したいと感じます。お金や地位を得ることを成功とは考えていず、人助けをしたり、世の中にポジティブな変化をもたらしたり、達成感を得たりすることを成功と考えるタイプです。
非常に高い目標や野心を持つというのが提唱者の特徴ですが、のんびりした夢想家ではありません。提唱者は誠意を大事にし、自分が正しいと思うことをしないと気が済まない性分です。自分の価値観をはっきり認識している上に、大切なことを見失わないように常に意識している根っから実直な人たちです。他の人の考えや社会規範をそのまま受け入れるのではなく、自身の知識と直感を基に何が大事か判断して、それを見失わないよう努める人が提唱者です。(リンク先より引用)
とはいえ、私は「診断などがこの私を見抜くことなんてできるわけがない」という非常に面倒でつまらない性格をしているので、診断結果に対して当たっているかどうかはあまり気にしていないです。
どうして私が診断系にあまり興味を示さないかというと、「非科学的だ」とか「言葉の言い回しでしかないんだ」とか「占いと何が違うんだ」とかいう理由ではなく、「子供の頃に飽きるほどやり尽くしたから」です。
昔、『血液型の説明書』という本が流行ったことがあります。10代の方はご存知ないかも。
私の血液型はAB型なのですが、子供の頃は『AB型』ということにやたらと誇りを持っていたので(私は他とは違う天才だ!みたいな)、この本を毎日のように読んで『私はこんな感じの人間になるんだ!』と意気込んでいました。
この手の本は通常、「あ〜これ当たってる〜」と楽しむものだと思いますが、私の場合はこの本通りの人間になれるように自分を磨き込んでいったので、この本に書いてあることは概ね当たっています。当たっているというか、自ら当たりに行っています。
よく、リアルの知人からは「AB型っぽいね」と言われるのですが、そりゃそうですね。
子供の頃の私は、哲学や人格といったことを考えるのが好きでしたし心の拠り所でもありました。そのため、この本を含め性格診断系の本は読める限り読んだのですが、次第に、「一般書で自分自身を判断するのは難しく、しかも人格や感性は流動的なものなので、自らの意思で一つに定めることはできない。」みたいな考えに至りました。子供の頃の話なので、今よりもっと人格が不安定でしたし。
さらに考えは進んでいって、こうした診断系のものは自らの人格を分析するというより『拠り所』としての側面の方が強いのではないかと思うようになりました。診断は、人が己の『短所』だと認識しているものを『個性』として表現し、それを評価してくれます。診断を通して、人は自分自身を受け入れることができます。子供の頃の私が、やたら診断に傾倒したのもそのせいでしょう。
自分の中で自分への理解が進んでいき、感情の整理が上手になり、自分の人格が安定していくにつれて、私にとって『診断』は不要なものになっていきました。そのため、今では診断が話題に上がっていても、あまり興味を示さないようになっています。
とはいえ。
やっぱりこういう、診断を通じて人とコミュニケーションをとったりすることは楽しいことだと思いますし、新たな発見があったり、何かを考えるきっかけになったりするんだろうなと思います。そのため、診断そのものには肯定的です。
……みたいな話を、以前、友人にしたら「うわ〜。いかにもMizっぽい〜。」と言われたので。
やっぱり私も、診断を通して自身を見抜かれているんじゃないかと思います。
今週もお疲れ様でした。明日、明後日は日記お休みです。
マシュマロ、ありがとうございました!