短歌交換日記をやってくれる方をゆる募。週一ぐらいで日記(ないしそれに準ずるテクスト)+一首以上。公開等は三往復ぐらいしてから考えましょう。
そうつぶやいて席を立った。拘束時間が十一時間にも及ぶ深夜勤務の最終盤にある一時間の休憩時間中に人を巻き込むかたちでなにかを始めようと思ったのは今回が二回目になる。
前回は、二〇二一年の秋のこと。第四回笹井宏之賞に応募する、と、第三回笹井宏之賞の最終候補に残った歌人と初対面の会話の流れで大阪・中崎町の葉ね文庫で口約束をしたにもかかわらず、締め切り一ヶ月前に一首も手持ちのストックがなかったわたしは、同じ時間帯にいちごつみをしてくれる相手を募るツイートをした。
紅葉がこんなところにあることは百も承知で会話は弾む
なおらない左右の視野の偏りを借りて見つめている曼珠沙華
ボールペンで書けないことは 満月よ シャープペンシルでも書けないね
「兄の腹這い」50首より
いま、口約束をした相手は、いちごつみをしてくれた相手は、どうしているんだろう、と思う。喩としての蜜月期のようなものがあったり、途絶えていた連絡が急に来たり、嫌われたと思った相手から立て続けに自撮りにいいねがついたりする。わたしたちは、さまざまな周期の波の只中にいるが、その波を一望することは出来ない。
邂逅と書けば背筋が伸びそうだ 一期一会と書けば春雨
ワンクールで好みを変えよう 今週は石森・谷口 ポスト・ヨジャグル第四世代
ワンルームとは寝るところだと説いていた友人の昇給止まらない