仕事が休みの日は昼まで目覚めない。
全てがゆっくりと始まり、気づいたら一瞬で休日が終わっている。これではいくら休日があっても足りない。週の労働2日と休日5日に改正すべきである。
起床した。天気が良く気温も暑過ぎないお出掛け日和だ。
お出掛けしようと母に告げた。準備する時間とかあるから事前に言ってくれと言われた。私は今お出掛けすることを決めたのだ。最速伝達だ。
当日の空気感を見ないとお出掛けする気にならないのだ。晴れていても何か嫌な日もある。今日がたまたま良かった日に過ぎない。
母は私と同じくらい引きこもり体質だ。だからたまには外に連れ出さないといけない。父が生きている時は外に出る派の父が動かしていた。
しかし父が末期癌LAST STAGEで人生ゲームをクリアしてからというもの、母を引き取った私とではインドアの極みである。
電車でも遠くには行きたがらない。とりあえず何とか横浜まで行った。
食べるところを見て回った。駅直結の商業施設の中を。




ずっしりヘビー級なものは食べない人たちの飲食会議。迷ったら寿司である。
寿司というシステムは便利なものである。あまり腹の減っていない人も、腹を空かせた人も、都度自分に合った量がオーダーできるのだ。天才が創り出した究極の食。鮨。
そして商業施設の中を冷やかしながら眺めて回る。




綺麗な小物とか、可愛い小物を眺めるのが好きだ。買わないで眺めるだけだけど。
多彩な広いパン屋さん集合テナントがあった。美味しそうな面々が並んでいたが、満腹で食指が動かなかった。また今度。
本命はオーガニック専門のイオンの店。ビオセボン。イオンの商品券が3万円分あるのだ。
色々と買い物カゴに放り込んで会計した。商品券出したら、テナント型の店舗では使えないのだそう。普通に現金で買った。
本日の主目的である商品券の消費に失敗した。mission failed
帰りに最寄り駅でミスドを買った。

満腹でも食指が動くドーナツ。パンと何が違うのか?自分でもわからない。パンにはない謎のワクワク感があるのだろう。
そして暑かったのでコンビニに寄ってスムージーを購入した。

母にはいちごバナナソイ味を与えた。
初めてのセブンスムージーに対する母の感想は「ちゃんと味がする‼︎」だった。どこまでセブンを信用していなかったのか。
セブンイレブンの会計機のやり方とスムージーの買い方とスムージー機の使い方を教えておいたけど、たぶんひとりでは買わないだろう…。コンビニで一切買い物したことないからな…。
そうして帰って来て、昼のビールが気持ち良く睡魔を呼び込んできた次第です。
第8章 休日の終わる