「人間の言葉が通じない人間ほどろくなものはないと思うけどね。ああ、その耳には届いてないか。アンタの耳は聞こえが悪そうだし」
エレゼン フォレスター族
年齢:25歳
身長:194cm
性別:男
メインジョブ:黒魔道士兼錬金術師(どちらかといえば薬師兼法医学者)
一人称:俺
二人称:アンタ/○○サン
愛称:シャルルさん・シャノワールさん・シャル君
イメージCV:中村悠一
己の欲のまま生きる黒魔道士。魔道の研究をしながら、趣味で薬学を極めているイシュガルド貴族の庶子。
名前は「使い勝手のいい、エレゼンらしいがエレゼンらしからぬ偽名」であり、本人は基本的にシャノワールと名乗るが、なぜか周りからは「シャルルさん」や「シャルくん」と呼ばれることが多く、首を傾げている。確かにシャルルという名前だけは本名なので、間違ってはいないのだが…
貴族の父と使用人の母の間に生まれた庶子であり、本人が小さい頃に実母が病死したため、正妻である義母に引き取られて育てられた。そのため貴族としてのマナーは一通り身についている。愛情深い義母の元で暮らしていたが、ある日突然姿を消した。第七霊災までは、ウルダハのパトロンの元で薬学研究をしていたらしい。一応腹違いの弟がいるが、特段仲違いしているわけではない。
魔法・薬学に関しては貪欲であるが、他のことに関しては無気力・無関心・無頓着さが目立つ。また人間が嫌いなため、基本的に人当たりがきつく他人を寄せ付けないが本人は気にする素振りはない。ただ、礼儀を通そうとする姿勢を見抜いてそれなりの対応をすることはあるため、人間が嫌いだからといって全面的に拒否するわけではないようだ。クロの相棒曰く「そんな悪いやつじゃないんだ。理解してもらえることがなかなかないだけで」とのこと。実はいい人なのだが、いかんせん人当たりが悪いため理解されない。
伴侶であるユエくんに関しては「ずっと傍にいたい」「俺の全てをあげたい」と思うくらいにとんでもなく重たい愛情・感情をぶつけており、心のどこかで置いて行かれることを怖がっている。現在はユエくんとともに一軒家に暮らしており、実家からじいやを呼び寄せて暮らしている。ユエくんの身の回りの危険にはいち早く察知できる謎のセンサーがあると評判。
趣味である薬学の腕は結構なもので、時たまエンピレアムにある個人薬局を開けて薬を売ったりしているが、主な収入源は貴族お抱えの薬師である。そのため、金に困る素振りは特にないが、本人は「あって困るものでもない」ので貯蓄をしている。最近の悩みの種は騒がしい知人が薬局に顔を出して雑談をして行くこと。馬鹿につける薬はないと追い出そうとするが、なかなか出て行ってくれなくて困っているらしい。
もうちょっと深層のお話
元々はこの世界で循環している魂ではなく他世界から落ちてきた「Mk Kuro」の魂。つまり別世界のクロさんであり、前世は魔族と呼ばれるいわゆる人外だった。この世界にあるもので例えるなら妖異が近いのだが、人から変異したわけではなく最初からそうだったらしく厳密には異なる。もはや災厄の獣になりかけている状態でエオルゼア世界に魂が落っこちてきたが、大変愉快犯ななんとかさんが「あらあらまあまあ、別の世界の俺めっちゃ手負いの獣じゃん草。面白いから投げ入れたろ」と放り込んだばっかりに数奇な運命を辿っている。
伴侶のユエくんは前世の恋人であり、前世ではユエくんを置いてニンゲンに殺されているため根っからの人間嫌い。人間は害虫という認識で今の今まで生きており、当初はニンゲンを理解したいとも思わないくらいに大嫌いだったが、現在は一応ヒトを理解したいと思ったこともあり人類の9割が嫌い程度に落ち着いている。
魔族のお決まり事、ではないがいわゆるしきたりには従う傾向があり「こういうのはとりあえず守っておけばどういう形であれ害されることはないからね」というスタンスでとりあえず不本意なことでなければだいたいは従う。
それはそれとして「知っている情報を開示しない・言わないこと」選択をすることが多く、聞かれなければ答えないし聞かれても答えないこともある。実例としては目の前でなんらかの化け物に人間が襲われているのを見ながら「ああ、なんだっけ。その獣そういうことをすると襲ってくるんだよね」という感じ。もっと早くに言え案件だが、本人は「どうして聞かれてもないことを自分からべらべら喋ると思うの?」と言ってのける。
感覚が人外の時のまま残っているらしく、本人曰く「昔みたいに見えないが感じ取れる」事柄が多々ある。それを特に誰かにいうこともないが、自分が有利になるようにあえて利用して生きていることがあり、主にユエくんの身の回りの危険察知など多方面に生かしている。ひろくんが「ただのミコッテじゃない」にもおそらく気づいているが、嫌味の手札の一つとして手元に置いてある。