※精神系の疾患と医薬品の話
毎日まあまあな量の薬を服用している。
その中の一つに、気持ちを落ち着け不安を和らげる薬がある。
自分はストレス反応が出た時、この薬を頓服として用いる。ストレス反応と言っても感情に乱れが出る事は稀で、主に明確な要因が無いのに頻脈を起こしたり息切れしたり関節が痛んだり高熱を発したり眩暈や吐き気や頭痛が起こる。いわゆる心身症だ。
気持ちを落ち着け不安を和らげる薬と多種多様な身体症状が何故か結びつき、症状が軽快する。不思議な話だ。
この薬を服用する際に必ず注意される事がある。『眠くなる事があります。』実際、この薬がもたらす眠気を利用して睡眠導入を行うケースもあるようだ。
──眠くならない。寧ろ心身症が軽快してスッキリ爽快、元気いっぱいといったところだ。
平時『3徹後に難しい試験を受けさせられてるような眠気』と評される疾患由来の眠気を相手にしているからなのか、全然眠くない。
この疾患由来の眠気は、ストレスを受けると悪化する。程度も頻度もより悪い方へ向かう。そういう意味でも、ストレス症状に効き結果的に眠気が取れる「安定剤」なのかも知れない。