アラームの時間を変えたおかげか、6時少し前にスムーズに起床できた。体重は連日夕食にまともなものを食べていなかったからか400グラム減(誤差内かもしれないけど)。着替えて散歩にでかけると、昨日よりも人がいない。犬を連れている人とも3組くらいしかすれ違わず、ちょっと淋しい気分に。隣駅のコンビニで値引きされていたミニシュークリームとチョコ入りパン、タバコを買って帰宅。ポストを覗くとここ数週間の不安の種であった自宅の更新の契約書がやっと届いていて安堵する。
身支度を整え、柿とヨーグルト(ハチミツなし)で朝食を済ませ、選書原稿にとりかかる。頭の中で考えてもうまくまとまらないので、今日も規定の文字数を気にせずに書きたいことを書きまくる方法でスタートする。ああでもない、こうでもないと書いた文章を(プチシューをかじりながら)こねくりまわしたのち、正午過ぎにどうにか文字数以内にまとまったので、一度頭を空にするためにスーパーへと買い出しに出かける。セール価格のプリンを2種類2個ずつ、惣菜パンと菓子パン、そして飲酒欲に抗えずゆず風味のサワーを2本買いものかごに入れてしまう。帰宅し、惣菜パンをかじりながら原稿を見直し、忘れていた小見出しを考える。13時半前には作業を終え、一晩寝かすことにする。
『プレイグラウンド』のつづきを読みつつ、誘惑に負けてゆず風味のサワーの缶を開けてしまう。最初の数口はおいしく感じていたのだが、半分ほど飲み切ると味に飽きてしまい、白湯をチェイサーに飲みながらどうにか飲み切る。頭がぼんやりしてきてしまい、こんな頭でせっかくの作品を読むのは勿体無いと本を閉じる。やっぱり自分は酒に手を出さないほうが良さそうだ。
眠気覚ましにYouTubeでMVを数本見るも全然効果がないので、明日の面接に備えて脳内でシミュレーションしてみるも、何を聞かれるかさっぱりと思いつかず早々に諦める。その媒体で自分が何を書きたいかは聞かれるだろうが、そもそも自分が書きたいと思っていることを先方が求めているのかどうかが不明だ。さらにいうなら応募から1ヶ月近く経ってから、急に面談をすることになったこと自体が謎だ。もう出たこと勝負で挑むしかないのか。
夕食に豆腐と豆乳のスープを飲み、Instagramを眺めていたら、金原ひとみさんがストーリーズにて『YABUNONAKA—ヤブノナカ—』(文藝春秋)が第79回毎日出版文化賞を受賞したことをアップしていて興奮する。『YABUNONAKA—ヤブノナカ—』は今年一番と言っても過言でない傑作なので、もっともっと多くの人に読まれてほしい。金原さんによる受賞コメントの「読むことで答えが得られるわけではないし、溜飲も下がらないけれど、濁流のような社会の変化の早さ無慈悲さに流されず、目を逸らしたくなる自他への嫌悪の中で立ち止まり、考え、顧み、想像し、検討する時間は手に入るのではないかと思います。」という文章が、まさに文学のあるべき姿を表していて素敵だ。(コメント全文はこちらのURLで読めます https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000814.000043732.html)
それにしても三連休、何も特別なことをしないまま終わってしまった。別に休みだから特別なことをしないといけないわけではないのに、こう思ってしまうのは自分のみみっちさからきているのかもしれない。でもスペシャル感はなくてもよいが、もうちょっと楽しくなるようなことが起きて欲しくはある。