2025/11/12-13 (無題)

mkhayashi
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公開:2025/11/13

2025/11/12

6時をまわったところで目が覚め、気合いで起床。体重は300グラム減。昨晩寝る前には悲しいほどに空腹だったが、寝るとさほど空腹を感じなくなるのは何でなんだろう。朝焼けでピンク色に染まった富士山を眺めながら着替えをし散歩に出ると指先がひんやりと冷たくなり、秋の深まりを実感する。

近いほうの隣駅まで歩くと、ボルゾイだけでなく、柴犬サイズに成長したドーベルマンの仔犬とすれ違いうれしくなる。紅葉した桜や、すっかり色づいたカリンの実を眺めながら帰宅する頃には指先がほかほかとしていて、3キロ弱の散歩でもそれなりの運動になっているのだなと思う。

身支度を整え、冷やしていない柿を朝食に食べ、スーパーで買い出しをし、インタビュー原稿に取り掛かろうとしたら、あれこれとメールが届いてしまい事務作業をすることに。気づけば11時半になっていたので、コンビニへ行きつつ早めに昼休憩にする。しかし、昨日あまり(※当社比)ものを食べなかった反動なのか、食べても食べてもお腹が空いてしまう上、原稿に全く集中できないので、昼食にソーセージパンを食べた後も買い置きのプリンやら生のニンジンやら食べてしまう。

どうにか原稿を書き出したものの進みが悪いのと、あたたかいものが食べたくなったので早めの夕食にそばをゆでる。夕食にがっつり炭水化物を摂るのは久しぶりということもあり、明日体重計に乗るのが怖い。

2025/11/13

8時過ぎまで起きれず。熱を計るとまた微熱。おまけに体重が一気に600グラムも増えていて落ち込む。もう夕食にはそばを食べないと心に誓う。どうにか身支度をして薬を飲んで、インタビュー原稿の続きに取り掛かる。もう面白いのかどうか、すっかり分からなくなってきてしまい、自分が嫌になる。

昼食に冷やしていない柿を食べた後も、原稿に向き合う。話の順序をだいぶ入れ替えて、どうにかかたちになり、あとは小見出しを入れれば良いだけになったのに、全くもって小見出しが思いつかない。早めの夕食とタバコを買いにコンビニへ行き、値引きされていた焼きそばの入ったサンドイッチを買う。まずくはないが、ローソンストアの紅しょうががたっぷりと入った、ソースの量が適量の焼きそばパンが恋しくなる。

小見出しが思いつかない中、別の媒体の編集者さんから連絡があり、とある漫画家さんのインタビューのお話をいただく。自分と相性が合うかどうか分からない漫画家さんなので返事をどうすべきか迷ったが、仕事を選り好みしている場合じゃないだろうと自分に言い聞かせ、引き受けさせていただくことにする。その後、インタビューの主題となる新刊のゲラが送られてきたのだが、これがすごく共感できる内容で、自然と取材に対して前向きな気持ちになれた。過去のインタビューを見る限り、そこまで口数が多い方ではなさそうだが、どうにか良い記事にしたい。

前向きな気持ちになれた勢いで、どうにか小見出しもつけられて、編集者さんに送付。すんなりOKをもらえるかどうか不安だが、仮にOKをもらえなかったとしても、それはそれで結果的に良い原稿になるための段階だと思うことにする。自分の「0点 or 100点」という振り幅が大きすぎる傾向を、どうにかしたいと思うが、もう自分にこびりついてしまった習性なのか、なかなか変えたくても変えられない。歳を重ねても、変化しつづけられる人を自分はすごく尊敬する。と同時に、何も変化できない(あるいは変化しようとしない)自分をすごく軽蔑している。自分が自分のことを好きになれないのも、こういうところに原因があるのかもしれない。