悪寒が続き、8時半まで起きれず。そのまま寝ていようかと迷ったが、スーパーに買いものに行きたかったことを思い出し、しぶしぶ起床。体重は昨日と変わらず。身支度を整え、柿とヨーグルト(ハチミツなし)を食べる。窓の外を見ると、遠くの山の稜線だけでなく、ひさしぶりに富士山も見える。既に冠雪していて、これからどんどん寒くなることを実感させられ、暗い気持ちになる。
スーパーへ行き、安売りのヨーグルト2パックと豆乳のほかに、値引きされていたミックスナッツと切らしていたナスを買いものかごに入れる。ここ数日、ストレスのせいか猛烈にお酒が飲みたくなっていたが、メンタルが不安定な状態で飲酒したところでロクなことにならないのは経験上、嫌というほど知っているのでグッと堪える。代わりに安売りになっていた(かつ、一度は食べてみたいと思っていた)4個入りのケーキドーナツをかごに入れて会計をする。ついでにドラッグストアにも寄り、豆腐を2パック買って帰宅。郵便箱をのぞくと、今日も借りている部屋の更新に関する契約書が届いておらず、不安になる。何か手続き上の問題があったら、不動産屋さんから連絡が来るはずだし、連休は流石に忙しいだろうから、もう少し待ってみることにする。
選書原稿用の作品を読みながら午前中を過ごしたのち、ケーキドーナツで昼食にする。なんとなく予感はしていたが、完全に小麦粉と砂糖と油の塊で、1つ食べた時点で軽い胸焼けがしてしまう。紅茶をがぶがぶと飲みつつ、もう1つ食べて、残りを明日に回す。午後からは『プレイグラウンド』のつづきを読む。知人が営むセレクトショップで今日から始まった陶芸作家さんの個展を観に行くべきかとも思ったが、懐が軽い状態で行っても迷惑だろうと止めておく。
昨年の今頃に会った人に、今年も会えないかと連絡してみようかという気持ちにふとなる。しかし昨年会った後に色々とあり、また心をガリガリと削られてしまう可能性を考え、やめておくことにする。ガリガリに削られた心はいまだ生々しい傷が残っている状態だし、なんで傷に塩を塗り込むようなことを自らしてしまうのかといえば、相手がはっきりと拒絶をしなかったがために変な未練が残っているからだと頭ではわかっているのだが、どうしても感情をうまくコントロールできない。
女々しい自分に嫌気がさしたのと、タバコが切れそうになったので気分転換を兼ねてコンビニへ出かける。ついお酒コーナーを見てしまうも、当然だがスーパーよりどの商品も割高で飲酒欲が失せる。焼きそばや焼きビーフンが値引きされていたが、以前に胸焼け&増量したことを思い出し、大人しくタバコだけを買って帰る。夕食に何を食べたいか思い浮かばず、食べ残しのケーキドーナツ1つとナッツをかじる。さすがに不健康すぎるので、野菜ジュースを飲んでおく。
夜、『プレイグラウンド』とは違う作品を読みたくなり、金原ひとみさんの『ハジケテマザレ』(講談社)を再読することにする。イタリア料理やら激辛料理やらカレーやら、いろいろと美味しそうな食べものの描写にお腹が空いてしまい、またナッツをかじってしまう。隣駅に気になっていたカレー屋があることを思い出し、ネットで検索する。評判が良いので明日行ってみようかという気持ちになるも、三連休の中日はさすがに家族連れなどが多いだろうし、賑やかなテーブルに囲まれながら独りで黙食していたらいたたまれない気持ちになりそうなので、いつか平日に行くことにする。こうやって楽しみを先延ばしにしているうちにぽっくり死んでしまうような気もしなくはないが、気のせいにしておく。