しずかなインターネットの構造上、他の人の記事を意識することはないし、閲覧数も可視化されていない。加えてわたしの使い方が備忘録的な意味合いが強いので、しばらくダッシュボードの存在自体を忘れていた。正直に言うと、ほとんど読まれることはないと思っていたのだ。一応記事を公開したらメインで使っているSNSに投稿しているけれど、むしろそれ以外では辿り着きさえしないだろうと。
いくつか記事を公開したある日、ダッシュボードのことを思い出して覗いてみた。……読んでる人がいる、だと……?インターネット上に公開しておいて何を言っているんだという話だけれど、心底びっくりした。SNSに投稿していたとはいえ、想像より多かったのもある。
しずかなインターネットのダッシュボードは、程よくぼかされている。閲覧数に関していうと、『読まれた数』『みんなの滞在(そのユーザーのページを閲覧者が見て(開いて)いたおおまかな時間)』。記事ごとではなく、あくまで全体の合計数なのがなんとも気楽だ。もちろん記事を通して何らかの成果を上げたい人には全く向かない仕様だと思う。だけどそういうことは他のサービスに任せておけばいいのだ。
辿り着いたどのくらいの人がどこまで読んだのか、満足したのか期待外れだったのか、そもそも本当に読んだのかすらわからないけれど、誰かが読んでると思うと、やっぱりちょっとうれしくなった。