コントロールされた怒り
「なんでこうなの?とかなんでこうじゃないの?」と心の中で静かに怒りが込み上げてくることがあるが、理由を聞くと納得することも多々ある。
MVPを最短ルートでリリースすることを念頭に置いて、ベータ提供して効果検証を行い効果が見え始めた時点で最適化することもあるので、物事は時系列的に捉えないと心が疲弊してしまう。
いわるゆ「そういうものだ」と割り切って、気づいた課題はプロダクトバックログのアイスボックスに保管しておけば良い。
完了の定義やフロー効率を下げない程度の準備完了の定義をタスクにトッピングするのもオススメだ。トッピングは控えめの方が食べやすいから、マシマシにしなくていいぞ。
またはそのタスクが食べやすいように、どこかのスプリントまたは改善週間などで、混ぜられるぐらいの粒度に細かくスライスして行けばいい。スプリントを跨いだって良い。
と、ここまでが一般的な話だと考える。(たぶん)
良い大人だし、良い開発メンバーのふるまいだ。
課題を発見して自らアクションに落とし込めるなんて、メンバーからしたら頼もしいメンバーであること間違いなしだ。
お前は最高だ。
だか、言いたいことはそういうことじゃない。
お前の闘志を忘れるな
かつての怒りは放置すると不満に変わる。タスクに積めばいいと言う話だが、未着手で四半期過ぎるともう誰も覚えてないといったことが起きる。
お前の怒りはチームにとって大切な怒りだ。
お前は技術負債的なことやチームをもっと良くするためや、開発体験の向上をさせたくて怒っていたんだろう?
その灯火はチームにとって、組織にとって大切なんだ。火を燃やせ。ありったけ燃やして、その情熱をチームに共有するんだ。
伝え方とタイミングだけ気をつければ、情熱はチームに伝わる。
情熱的なチームは指揮も上がる。
大事なのはチームに対して諦めた感情を持たないことだ。怒りは情熱に変えられる。
怒りは無関心や諦めとは遠い感情にある。
怒りの感情も原動力になるんだ。
俺もいつも怒りに湧いている。
怒りに支配されずに原動力に変えられるんだ。
チームを遠い理想的な未来へ連れていく大切な燃料として怒りを存分に活用するんだ。
"怒る"(行為)と"怒り"(感情)を混ぜるな。
俺との約束だ。