ラーメンは美味しい。しかし、ラーメン屋に女性ひとりで入るのはなんとなく気恥ずかしさがあったりする。特にすでにいる客が男性ばかりだとなおさらである。
しかし、なかに女性客がいると、入りやすさがぜんぜん違う。女性がいるのをみて、「いまならいける!」と思って入ったこと、何回かある。
別にラーメン屋は「女性禁止」なんて言ってないし、むしろ歓迎してると思う。女性も入りやすいように、ミニラーメンを提供することもある。他の男性客だって、「女性は入ってこないでほしいなあ」なんて基本的に思ってないと思うし、昔に比べて、入ってきても別に他の客なんて性別関係なく気にしない人が大半だろう。
で、この現象、実は仕事においてもあるのではと思っている。女性だから、を理由に拒まれたりすることはないし、むしろ歓迎くらいの感じだとは思うけど、例えば参加者全員が男性の合宿や飲み会をみたとき、そういう親睦の深め方の中に女性がひとりで入れるのだろうか?みたいな気持ちになることはある。でも、そこに一定数女性がいるとちょっと安心する。
PMも、たくさん女性はいるはずだけど、登壇やシニア以上のコミュニティにおいてはまだまだ比率が少ないなと感じる。だからといって、「女性だから」という理由だけで数合わせのように実力の伴わないポジションや場所に入れられるのは本意ではない。
そうした場所に女性が少ないのは、自分はそこと関係ないとか、入っていけるのだろうかなどと(無意識下でも)思っている女性がいるからという可能性もあるのではと思う。「自分もチャレンジしてみようかな」と思ってもらうためには、まずそうした機会に積極的に参加する女性がいなければいけない。PMにおいては、小城さんとか、松栄さんとか、Akiさんとか、そういう人々に私も勇気づけられてきた。つまり、すでにラーメン屋にひとりで入ってる女性である。
ということで表題に戻ると、少数派としてなんらかのイベントに参加することが多くなってきた立場として、誰かにとって、のれんをくぐる勇気を出すきっかけを作りたい。まだまだ自分も実力は足りないけど、今年もそうした場に立つための努力を引き続きしていきたいと思う。