Obsidian:Trickle データを保存する(画像データも対応)

mnan
·
公開:2026/2/16

Trickle の全データ(TSV形式)を Obsidian に保存します。画像データも保存できました。

ほかにもよい方法があるとは思いますが、わたしが試した方法を記します。

最初に概要を記すと、3ステップです。

  1. Google スプレッドシートを利用して、TSV形式をCSV形式に変換して保存(コピペでできます)。

  2. Obsidian Importer で、Obsidian に取り込む。

  3. コミュニティプラグイン「Local Images Plus」で外部画像をローカルへ保存。

詳細は以下をお読みください。表題の件以外に、移行後に実施した全ファイル名の一括変換や、Vault の統合についても記しています。


2026年2月16日現在、わたしの Trickle アカウントには「812 アクティビティ」がありましたが、問題なく実行できました。画像は、ぜんぶで「373 ファイル」アップしていたようです。

同じくらいのアクティビティでも、画像をより多く投稿してきたアカウントでは、インポート速度など、異なる動作が生じるかもしれません。

使うもの

  • PC

    • わたしは Windows 11 を使用していますので、それを前提として書きます。Mac など別 OS の方は環境に応じて読み替えをお願いします(ショートカットキーやファイル管理アプリなど)。

    • タブレットPCやスマートフォンでの操作は、お試しいただいても大丈夫ですが、ちょっと難しいかもしれません(わたしは試してないので保証はできません)

  • Google スプレッドシート

    • CSV としてデータを保存するために使います

    • Excel など、CSV データを扱えるソフトウェアであれば、代替可能だと思います

  • Obsidian

    • Obsidian Importer(公式?のコミュニティプラグイン)

    • Local Images Plus(コミュニティプラグイン)

    • ふだん使っている Vault ではなく、新しく Vault を作成して試しました

      • Local Image Plus の機能の関係上、まっさらな Vault を使用することを推奨します(くわしくは手順13を参照ください)

前提

  • すでに Obsidian をインストール済み

  • Google アカウントを取得済み

    • Google スプレッドシートを使う場合。Excel など、CSV データを扱える代替ソフトウェアがあるなら、不要です。

手順

CSV データをインポートする

  • 1) Trickle データより、TSV形式のデータをコピーし、Google スプレッドシートに貼りつける

    • TSV形式を開き、(Windows なら)Ctrl+A → Ctrl+C でぜんぶを選択、コピーできます。

    • A1 や A2 など、1セルをクリックし、(Windows なら)Ctrl+V で貼り付けできます。

  • 2) Google スプレッドシートの1行目に、カテゴリを設定する

    • Obsidian でインポートしたあと、プロパティ名になります

    • わたしの場合▼

      • 日付の欄:date

      • トピック名:topic

      • 文章の欄:comment

      • 画像:image 1 / image 2 / image 3 / image 4

        • Trickle の仕様上、画像は最大4枚添付だったので、4列でOK

        • 以下参考画像のとおり、image 1 としたいところ、まちがえて images 1 にしてしまって、インポートしなおしました;;

  • 3) Trickle データを貼りつけたファイルを、CSV 形式でダウンロードする

    • ファイル > ダウンロード > カンマ区切り形式(.csv)

  • 4) Obsidian であたらしく Vault を作成する

    • あたらしく作成しなくてもよいですが、手順13 で使用する機能の関係上、作成することを推奨します

    • 必要に応じてフォルダも作成しておきます

  • 5) Obsidian Importer をインストールする

  • 6) Obsidian Importer を起動する

    • コマンドなど、いくつか起動方法がありますが、わたしはサイドのボタンをクリックしました

  • 7) Importer を起動して1画面目:File Format で CSV を選択

  • 8) Importer を起動して2画面目:必要に応じて設定を変更し、Import ボタンをクリック

    • わたしの場合、Output folder は、すでに作成していたフォルダ「Trickle」を入力しました

  • 9) Importer を起動して3画面目:必要に応じて設定を変更し、Continue ボタンをクリック(Note content の設定は重要です

    • ▼ わたしが設定した項目のみ記載します

      • Note title:ファイル名。{{date}} のままにしました。

        • なお、1行=1ファイルでインポートします

      • Properties:各列は、プロパティに設定されます。別の名称がよろしければ、設定します。わたしは Google スプレッドシートで設定したタイトルそのままにしました。

      • Note content:画像を取り込む準備をするため、外部画像が埋め込み形式で表示されるように記載します。

        • 二重波括弧で指定した部分は、プロパティの内容がそのまま引用されます(たとえば、{{comment}} には comment プロパティの中身が記載されます)。

        • 記載方法は、以下を参考にしてください。(画像を取り込む目的であれば、{{comment}} はなくてもOKです)

{{comment}}

![]({{image 1}}]]

![]({{image 2}}]]

![]({{image 3}}]]

![]({{image 4}}]]

▼ こんなかんじになります

  • 10) Continue をクリックしたあとは待つだけ◎

▼ Bases ファイルも自動で作成されます!

▼ 公式アカウントの投稿より。Importer での取り込みイメージが動画で紹介されてます。(いずれも同じ内容です)

画像データを Obsidian にインポートする

  • 11) コミュニティプラグイン「Obsidian Local Images Plus」をインストールする

  • 12) 必要に応じてオプションを設定する

  • 13) コマンド「Local Images Plus: Localize attachments for all your notes (plugin folder)」を実行する

    • これは Vault 全体のファイルを参照して、外部画像ファイルをインポートしてくれるコマンドです。Trickle のファイルのみを対象としたい場合には、(「使うもの」に前述したとおり、)まっさらな Vault に Trickle データをインポートしなければなりません。

    • 類似コマンド「Local Images Plus: Localize attachments for all your notes (Obsidian folder)」もあります。README を一読のうえ、必要に応じて、こちらを使用してください。

  • 14) あとは待つだけ◎

付記1

画像のないアクティビティでは、以下のように挿入されてしまいます。突貫工事みたいなものなので、ご了承ください🙇‍♀️

付記2:改行

TSV形式では、改行は「\n」という改行コードで示されています。見にくいですが、とりあえずデータを保管し、検索したり、読み返したりできれば問題ないので、この件は対処しないことにしました。読み返すとき、必要に応じて改行を修正するつもりです。

付記3:すべてのファイル名からハイフンを削除する

わたしのメイン Vault では、デイリーノートなどの日付を「YYYYMMDD」という形式にしています。今回インポートしたファイルたちは、TSV形式の日付部分をそのままファイル名に採用したため、「YYYY-MM-DD」となっています。こちらを、「YYYYMMDD」という形式に統一したいです。

PowerToys の機能「PowerRename」を使用する

わたしは PowerToys をインストール済みなので、「PowerRename」を使用しました。

PowerRename Windowsのユーティリティ - 一括ファイル名変更ツール | Microsoft Learn

すでに PowerToys をインストール済みの前提で、以下に手順を記しておきます。なお、思わぬことで失敗するリスクもあるため、バックアップを推奨します。

  • 1) エクスプローラーでファイル名を変換したい対象のファイルをすべて選択する

    • おすすめ)最初のファイルをクリック→スクロールし、最後のファイルを Shift キーを押しながらクリック

  • 2) 右クリックなどでメニューを出し、「PowerRename で名前を変更」をクリック

  • 3) 検索対象に「-」(半角ハイフン)、「すべての出現箇所を一致させる」にチェックを入れる、置換の候補は空白にして、「名前が変更されました」のプレビューを確認する

    • 念のため、適用の対象「ファイル名のみ」も設定しました

  • 4) プレビューに問題がなければ、適用をクリック

  • 5) 拡張子以外のドットが使われているのも気になったので、こちらも置換しました

    • 検索対象:「.」

    • 置換の候補:「-」

    • プレビューに問題がなければ「適用」

  • Obsidian を開いたまま操作した場合は、Obsidian を再起動してください。

▼ こんなかんじになりました

参考:PowerRename: Incorrect and inconsistent Japanese translations in the UI · Issue #41103 · microsoft/PowerToys

付記3:今回作成した Vault をメインの Vault に統合する

こちらも、思わぬことで失敗するリスクもあるため、バックアップを推奨します。

「Vault を統合」と書きましたが、丸ごと移動すると、もともとあった設定ファイルなどと衝突するリスクがあります。そのため、エクスプローラー上で「Trickle」フォルダのみ、メイン Vault 内にコピペしました。これで統合完了です。

このようにコピペのみでよいのですが、わたしは「ファイルとリンク > Links > 新規作成するリンクの形式」の設定を「可能であれば最短経路」、「内部リンクを毎回更新する」を ON にしています。最短経路以外の設定や、自動更新を OFF にしている場合だと、画像ファイルの参照関係で、少し問題が生じるかもしれません。

自動生成された Bases ファイルの設定に注意

メイン Vault でのフォルダの場所は「ARCHIVE > Trickle(画像ファイルは > Images_Trickle でもう一階層深いところに)」としました。

このようにフォルダを変更した場合、Importer でインポートしたときに自動生成された Bases ファイルの設定に少しだけ手を入れる必要が生じますので注意。(なにも表示されなくなります)

自動生成された Bases ファイルの参照先の設定はかんたんで、Filter > All views にて、「folder」「is」「Trickle」といったかたちで指定されています。

移行するときにフォルダの場所が変わったので、こちらを変更すればOKです。わたしの場合は「Trickle」を「ARCHIVE/Trickle」に変更しました。

@mnan
趣味にかんする雑文を気まぐれに書いて公開しています🐧☔ Trickle (id: jmravel) より、引っ越してきました。のんびり整理してこちらに移行中。/ はじめに・注意書き・タグリスト - sizu.me/mnan/posts/n82xe7r557i2