※この記事には、「エクソシスト・シャーク」と「帰ってきたエクソシスト・シャーク2」のネタバレを含みます。新鮮な気持ちで映画を観たい方は、ご注意ください。
エクソシスト・シャーク2を観ました。そして気づきました。好きだな、と。
私は人生初めてのサメの映画を「ジョーズ」ではなく、「エクソシストシャーク」に捧げました。なので、本作は思い出深いシリーズでして。今回、Prime Videoで観れると知って、大分楽しみでした。
前回の1を観た時は、脳が大いに刺激されたのを覚えております。頭の中に疑問が大量発生して、不思議と「よーし、私も創作活動がんばるぞ~~~!」と意欲が湧いてきたのでした。
今回の2は、色々とレベルアップしているように思いました!この感動を忘れないうちに、書き残したいと思います。
▼【サメ】
前作では人間との共演が難しく、大半はサメだけ――暗い空間に本当にサメだけの世界の画面でした。なので、人間がサメに食べられる描写は「サメ単体の映像→人間→サメ単体の映像」という人間側の演技力でなんとかしなければならず、「あれ……もしかしてこの人、今のでサメに食べられたのか……?」と自信を持てずに物語を見守らなければなりませんでしt。
ですが、この度、サメと人間は共演できるようになってました!!
「人間」と「人間を喰らうサメの姿」が同じ画面で拝めました!すごい!分かりやすい!
それに、サメが泳ぐ映像では背景が追加されていました。それによって画面に奥行きが感じられてにっこり。海藻とか岩とか増えていて、サメが泳ぐ環境が豊かになってよかったです(水深は恐ろしく浅いけども)
▼【セクシーさん】
物語の後半はグラマラスなセクシーお姉さん(ケーシー)が登場します。あのプロポーションであのランジェリーは、お色気むんむん。正直、ケーシーが絡むシーンはケンカやワガママが多いので、ぐぬぬ……とテンションが下がる部分もあったのですが。最終的には海に向かうので、「またセクシーな姿が見れるぞぃ!」とスケベ全開で鼻の下を伸ばして見守っていました。
なので、どんなに途中の展開で「????」となっても、まぁ最後はセクシーショットをいただけるのでいいか!と、大らかな気持ちでいられました。もし、ケーシーが序盤で脱落していたら、この映画の感想は違うものになっていたのかもしれないです。自分自身、煩悩まみれでチョロくてよかったです。
▼【パンクな少女は違いを見せる】
パートナーを失った女性が、水族館でお魚をうっとり眺めるシーンがあります。私はこの時、1のラストで出てきたサメに魅入られた少女を重ねて見ていました。
ああ、この人も闇堕ち……いや、サメ堕ち(?)してしまうのか……。そんな不安が過ぎります。
そして彼女がグッズショップでサメのぬいぐるみを手に取った時、「あ!まさに1の女性と同じ状態に……!」と思ったら、彼女はぬいぐるみをパンチして、嫌そうに棚に戻します。やったぁ、サメ堕ちしなかったぞ~!という喜びが胸にあふれました。そして同時に、人間はサメに精神的に勝てるんじゃないかという希望もわいてきました。
私、こういう前作の踏襲を匂わせておいて裏切る感じの展開、好きなんですよ。えへへ。
▼【悪魔】
そういえば、CGで悪魔も出てましたね!エクソシストシャークの「エクソシスト」みが強まってよかったです。そして、炎のエフェクトも出せるようになっていて、まだまだ伸びしろがいっぱいあるなぁと感動しました。
▼【十字架】
前作よりも十字架が二回り以上も小さくなったうえに、ワンパンで撃破できてる!!!!!
すごい!!!!!!! これはアツい!!!!!
▼【素敵シーン】
カメラアングルがGoodな時、何回かありませんでしたか?
車を見下ろすシーンとか、カーブしてきた車を背後から見れるシーンとか、車のCMっぽさがあって好きでした。
あとは、壮大な海を見渡すシーンとか、海に沈む夕日とか。まさかエクソシストシャークでドローン撮影の映像が見られるとは思っていなくて、ちょっと嬉しい。
▼【なが~~~いOP】
それにしても、OPが長かった。とはいえ、あのBGMを聞いた時に「来る……。始まるぞ、エクソシストシャークが……」という覚悟みたいなものができたので良かったです。長いけど。それに、こんなにたくさんの人が携わったんだなぁというのも感じられました。長いけど。
ただ、エンドロールが長くなるよりは、まだ「観るぞ!」という気持ちが高いOPの時にクレジットが流れる方がいいのかもしれませんね。映画館なら、まだ席を立たずにすむ、かも。
それに、個人的には本編後が、ファンにとってお楽しみ映像だったと思うので、観客に最後まで見せるという工夫のためなのであれば、あのOPだって許容できちゃう。
▼【ナンシー!!!】
「"ゴースト・ワッカーズ"のナンシー・チェイスよ」
その台詞を聞いた時、私の心は震えてテンション爆上げでした!!!!! ナンシー、ナンシーじゃないか!!! 1のCパートで絶望的だったから、もう会えないかと思ってた!!ナンシー!!
髪をかき上げる仕草もそのままで、ああ、懐かしい。綺麗な青いグラデーションの空にオレンジの髪というコントラストが美しいですね。私、このラスト3分で、推しに出会えた時のような喜びに満ち溢れて、気持ちはHappyでした! ナンシー、また出会えてうれしいよ!!!またCパートで会いたい!!
その他、天候に恵まれなかったり、ジップラインの謎や、相変わらず揺れる画面などなど、ツッコミどころは満載でしたが、でも、なんか嫌いになれない、そんなエクソシスト・シャーク2でした。
もう1回観たいかと言われると首を振りますが、楽しめたかと聞かれたら頷きます。
そう思ってしまう程度には、私の心はサメに惑わされているんだなぁ……。前のブログでも申し上げましたが、私がサメ堕ちしてしまった際には、十字架で私を撃退してください。小さめの十字架でも、全然効果ありますので。