初回に辿りついたエンディング
【マーカス】バリケード防衛で追い詰められて [自らが犠牲になる]を選択して炎となって最期を迎える。その後、ジェリコのメンバーも撃たれてしまう。
【コナー】マーカス退場後に成り行きで反乱軍のリーダー就任。アマンダに支配権を奪われると分かっていながらも自分を破壊するのを[諦める]
【カーラ】アリスとルーサーとの3人で「カナダへようこそ」
ごめんね……。許して……。罪悪感と無力感でいっぱいです。「私が望んだ世界は、本当にコレだったんだろうか……?」と己に問いかけずにはいられませんでした。
「まあ、一周目だから狙った未来にはならないよね!」と割り切りたいのに、その惨めな虚栄心はゴリゴリに削り取られました。クリア後に一旦仮眠を挟みました、心を落ち着けるために。
マーカス編
マーカスは最後まで平和を貫いたのにな……。指導者が身を差し出すことで、ジェリコのみんなを救えればいいなって思ったのにな……。みんなやられちゃったな……。ここまで生き残ってこれたのにな……。でもSWAT側はそうだよね、そうするよね……。世論はアンドロイドを支持してくれていたのにね……ごめんね……。
最後まで暴力に訴えなかった。でも、最後は暴力の前に散ってしまった。
平和って何かなあ……、幸せって何かなあ……。カール、空から見たこの世界はどうですか……。許してほしいです……、でも、許しを求めることさえも許されないかもしれない……。ノースに口づけることも、歌を唄うことも、その可能性を信じらてあげられなかった私の決断の末路がコレだったのだから……。
コナー編
マーカスを失ったダメージがまだこれっぽちも消えていないというのに、「もう誰もいないから、君がリーダーだ!」って急に演説を任せられるコナー氏。彼自身「僕が?」って状況を呑み込めない様子で聞き返していたけど、プレイヤーの私も「え、コナーが!?」ってびっくりしました。
最終的にアマンダの手のひらの上で転がされる結果になるとは、とても悔しい。でも、自分を撃ち抜く勇気がどうしても絞り出せ無かった。ハンクが見分けてくれたこのコナーを破壊することに対して、強い抵抗感があったから……。
ハンクとまた捜査しに行って、ブルーブラッドをペロって舐めてドン引きされる日常に戻りたかっただけなんです……。指導者とか大それたものになりたかった訳じゃないんです。もう一度ハンクに会いたい。もう一度スモウを撫でたい。ただ、それだけだったんです……。
カーラ編
「カナダへようこそ」でボロッボロに泣きました。よかったなあ、ずっと張り詰めていた逃避行がようやく終わるんだなあって、安堵と祝福の涙。手助けしてくれた全ての人に感謝の涙。
でも、チケットを奪ってしまったあの家族のこともあるので手放しには喜べない。あの時、プレイヤーの私は極めて利己的に悪の道を選んだ。こればっかりは言い訳ができない。そうせざるを得なかった理由なんてない。赤子を連れたあの家族を、自分の都合で見捨てることを確実に選んでしまった。その事実が今もなお胸の深い所に刺さっている。
あと、トッドのことも気がかりだ……。虐待もDVもダメ、絶対。でも、あんな精神状態になってしまった彼に対して同情してしまう。アリスを手放すことだってできたはずなのに。鬱陶しがりつつも傍に置き続けたのは、残忍になり切れない優しさがまだあったんじゃないか……、そう願わずにはいられない。トッド、アリスのこと、愛してた? もしそうなら、空っぽの家に一人ぼっちにしてごめん。
おわりに
チャプターが終わるごとに「全世界の選択%」を見て、「みんなも、そうだったよね? これは避けられない運命だったんだよね?」と自分に言い聞かせながら進めてました。
ちなみに私がプレイした時点では、[マーカスが仲間と共に殺された💀]のENDは、5%でした。ああ、ごめんね……。今宵も懺悔が止まらない。