約40年前の手術歴のことである。
高校生の時に、空腹時に腹部の痛みがあり、十二指腸潰瘍と診断された。
胃酸を抑えるクスリで、痛みを抑えていたが、共通一次試験の1週間くらい前に下血し入院した。その時は手術はしなかった。病院から試験場に向かった。
試験までの入院中の1週間は勉強ができなかったので心配したが、そこそこの点数がとれて、志望した国立大学に無事に入学できた。
大学生に入ってからも、ストレスがかかる試験前などには痛みがあった。
大学2年生の時に、大量に下血し、緊急入院・緊急手術となり、胃の下半分を切除した。
元から小食であり、胃が半分残っているので元の食事に戻るのは比較的短期間だった。
ストレスからくる神経も切り取ったのか、その後、ストレスがかかる環境でもお腹の具合が悪くなることは無く、就職してからもストレスが大きい仕事でも体に変調をきたすことは無かった。
就職してから胃がんが見つかるまでの約35年間のうち、22陣から零時に帰宅する仕事の期間が多かった。結構なストレスでも自覚症状は無かったが、仕事のストレスが胃がんの要因になった可能性はあるが、遺伝の要因もある可能性があるので何とも言えない。父も母も、胃がん、膵臓がんをわずらい亡くなっている。