1976年、小学6年生の時に、短波を受信できるラジオを買ってもらった。
当時、ソニーのスカイセンサー5800や5900が人気であったが、私が買ってもらったのは、後発のナショナル(現パナソニック)のクーガ2200だ。これも人気のラジオとなった。

これで、韓国、北朝鮮、中国、台湾、ソ連、イギリス、ドイツ、バチカン市国、オーストラリア、エクアドルなどからの日本語放送を聞いた。
英語の放送は、Voice of America (VOA)やBBCなどをよく聞いた。
当時は海外のニュースはあまりタイムリーに入手できなかった時代だったと思うが、海外からの電波で直接に放送を聞くのは面白かった。
英語は基礎英語、続基礎英語のレベルであるが、駆使して英語の受信報告書をVOAに送ったりもした。受信確認証(ベリカード Verification Cardが)が返信されてきた。これを集めるのも楽しく、流行した。
生の英語を聞くことで、ヒアリングが身に付いた。今は学習ソースがいろいろあるが、当時は貴重な学習素材となった。
韓国語、中国語、ロシア語、ドイツ語もNHKラジオで勉強したが、3日坊主で長続きはしなかった。
放送開始前に流れるインターバルシグナルは放送局独自のもので、周波数を合わせる助けとなるものでもあった。自分は南アフリカのRadio RSAのインターバルシグナルが一番好きであった。
今は、もう、あまり短波放送を聞かなくなったが、時々、聴いてみることもある。