まだ眠たくて重たいまぶたをこじ開けて、服を着替えて、スタンプカードを首から下げて、家を出ていく。友達の姿を見つけて、嬉しくなる。誰かの保護者が音楽を流す機械の準備をしている。家族や親戚、先生ではない大人がいると、なんだかちょっと緊張してしまう。
小学生の時の夏休みには、例にもれず早朝のラジオ体操に通っていた。
わざわざ早起きをしてラジオ体操をしていたのは、早起きが好きだったわけでもないし、身体を動かすのか楽しかったわけでもない。スタンプをもらえるのが嬉しかったからだと思う。
ちゃんとできたね、がんばったね っていう証が溜まっていくのが、誇らしかった。スタンプカードに赤いハンコが増えていくのが、単純に嬉しかった。
ひとよりもそのハンコの数が多いからどうこうっていう話とは少し違うところで、「自分ができたことをちゃんと喜ぶ」とか、「それが見に見えるかたちで残ってたら嬉しい」とか、そういうことを大人になった今、ちゃんと覚えておきたいな〜と思う。
ぼんやりイライラするとか悲しいとか、日々のなかで自覚ないまま疲れちゃってる時に、そういうものを取り出して使いたいから。
なんの話がしたいって、あんさんぶるトレーニングの話がしたいんですけどね。
あんさんぶるトレーニングでその日のトレーニングを終えると、トレーナーのアイドルがカードにスタンプを押してくれて、さらにはほほえみながらカードを手渡しで返してくれる。あれ、いいよねえ。
最初のトレーナーはアドニスくんを選んだんだけど、スタンプカードを手渡してくれる時の微笑み方があんまりにも爽やかで優しいもんだから、いつのまにかめろめろになってて、今回のスタライ8thの配信を観てる時に某衣装のアドニスが画面に映るたびに「イケメンおる」「なんか……いま、イケメンがおったよね」「王子様おるね」「顔が、いいな……」などという鳴き声を発するいきものになってしまったわけですが。
１枚めのスタンプカードが埋まって、次は茨くんを選択してみたんだけど、アドニスくんと微笑み方が全然違う……。
全然違って、めちゃくちゃ「良い」……。
スタンプを押してくれる前に満足そうにうんうん頷きながらにこにこしたり、カードを手渡してくれる瞬間にふわって柔らかく笑ってて……。これ、すごいな〜。
あんさんぶるスターズー！！のそういうすごい作り込みに出会うたび、何回でも震えてしまう。
おもしろいコンテンツだな〜。とか言ってたら９周年記念生放送で多大な量の供給があって圧倒されてしまった。すごい。ありがとうございます。
なんもわからんくなってるから、とりあえずまおりつのことを考えて気持ちよくなろうと思います。