丸亀の明太釜玉の並が食べきれない。今日は天気が良く、暖かかったので、歩いて20分くらいの丸亀にうどんを食べに行こうと外に出た。が、外に出た途端右の耳鳴りが気になるし、めまいもする。食いしん坊なので、どうしてもうどんが食べたくて、だましだまし歩いてたどり着いた。注文するときも、ふらふらしていて戻ろうか迷ったが、お腹を満たせば治るかもと思いなんとか席に着いた。こんなに楽しみにしていたのに、いざ座ってうどんを目の前にすると食欲が湧かない。どんどんめまいはひどくなって、あれ?呼吸ってどうやってするんだっけ?息があらいぞ…となってしまい、これはまずいかもと判断し、うどんを二口だけ食べてお店を出てしまった。そこからまた20分歩かなくてはいけなかったので、なんとか持ちこたえながら家に着く。正直あまり記憶が無い。耳鳴りもめまいもメニエール病から来るもので、なんだか最近は前より音に敏感になっている。医者からもストレスを溜めないようにと言われるが、私はずっと家にいて何もしないことがストレスになるので外に出たのに。ただおいしいうどんが食べたかったのに。もう何がストレスなのか分からない。もう知らない。
身体を休めるために、家のベットでただただ天井を見つめる。心臓の音が良く聞こえる。キーンという耳鳴りがする。果たして休むって何なんだろう。こうやって寝ていても、聞きたくない音ばっか聞こえてくる。なにも身動きが取れなくて、やけに目にうつるものが鮮明になる。ちょっとくらいぼやけているほうが楽なのに。そうか、私は今まで働いたり、休み無く動くことで不安を見ないようにぼやかしていたのかもしれない。こうなった今、やけに景色がくっきりしていて妙。もうごまかしは効かなくなったのだなあ。変化にちゃんと気づいていたのに、頭を押さえつけて気づかないふりをしてしまってごめん。いつの間にか、辛くても泣けなくなっていた。泣き方が分からなかった。今日は布団のなかで泣いてみた。ひとりだし。もうこんなのは嫌だな。うどんが食べられなくのは悲しい。ただ、それだけ。