朝起きると右耳の耳鳴りがうるさい。かれこれ二週間前くらいからずっと耳鳴りがしていて、昨日耳鼻科を受診し、メニエールぽいと言われた。甘くて苦いシロップの薬を飲む。音楽もラジオも気持ちよく聞こえなくてそれが一番嫌だ。
秋くらいから、朝起きて流れるようにテレビを付けていた日々がいつの間にかどこかにいって、できるだけ平らなまま朝を過ごすためにラジオを聴くようになった。できるだけ身体を使いたくない。東京は居るだけで勝手に入ってくる情報が多いから、できるだけ目を使わない。電車では目を閉じて、イヤホンから流れるラジオに寄りかかる。今日もタイムフリーで星野源のオールナイトニッポンを聴く。
地元に帰ってきてほんとうに何もしていない。日記しか書いていない。今日は高校からの友だちが運転してくれて、お蕎麦を食べた。天丼付き。こんな日々が続けばいいなと高校生から思っていた。よくよく考えると、私たちは高校生からあまり変わっていない。そもそも変わったか、変わっていないか、ということをあまり考えていない。ただ会って、話したり話さなかったりする時間がそこにある確かさをずっと手にしている感じ。NewJeansを口ずさみながら一緒に善光寺の仲店を練り歩く。クレープが食べたくなってしまうのは、昔から変わっていない。