もうすぐ東京に出てきて、10年目。
気がついたら、10年という感じ。
1-3年くらいで辞めようと思っていた新卒入社の会社に未だ勤めている。大変ながらも3年周期くらいで興味のある職務を任せてもらえて、ずっと在籍している。異動は多いながらも尊敬する部長の元で6年働けたのが大きかった。この大転職時代にどうなんだろう?もっと成長、スキルアップせねば!という漠然とした焦りは永遠にあるけど。笑
同じ賃貸に8年も住んでいる。引っ越したいと思いつつ、コスパを考えると割と心地よいところに住んでいる。時々断捨離したり家具を入れ替えたりしながら、自分の小さな城を着々と完成させてきた感じ。
生まれた時から体調不良になりやすい。調子崩して仕事お休みさせてもらったり、休みの日に思うように動けないとか往々に発生してた。ただベッドで自己否定ムーブになることは殆どなくなった。こんな時もあるわなーって感じで、現状を受けられるようになった。これは反省点だけど、不摂生が祟って、体重はほぼ倍近くまで太った。ストレスが飯にいきすぎたのと、自炊能力を上げてこなかったツケよ。35歳(あと3年)までにリセットしたい。
趣味がすごく増えた。美術館巡り、銭湯、サウナ、カメラ、動画編集、建築、プラモデル、アニメ、漫画、映画、散歩、一人旅。興味の幅がどんどん増え続けている手応え。1人で楽しむものばっかだけど。好きなことがたくさん増えたと同時に、自分のことも好きになった。毎年冬は富士五湖に写真を撮りにいく、3年ごとに瀬戸内国際芸術祭を思い切り楽しむ。そんな感じで、励みになるルーチンも増えてきた(まだまだ増やしたい)。
友達は多くはないけど、恵まれている気がする。コロナ禍の緊急事態宣言の時、ド繁忙期とコロナ対応業務が急務となり、自宅で明朝6時頃から深夜22時頃まで1人パソコンと睨めっこし続けた2ヶ月。辛すぎた時に、先輩夫婦がリモートでランチをしてくれた。あの先輩たちのおかげで、乗り越えられた。あの気遣いがなければ、精神が100%死んでた。かなり連絡不精な自分だけど、人との繋がり大事にしないと。
家族との関係も良くなった。正直家族全員苦手でかなり窮屈に感じていた。社会人1年目の最後、愛犬が亡くなる寸前、家族全員で集まって愛犬を囲んでいる時、はじめて家族が好きだと思うようになった。コロナ禍で生存報告を兼ねて親と電話することが増えて、これまでの蟠りも解消できて、しょっちゅう連絡取るようになった。今や毎週甥っ子を囲むように家族でビデオ通話している。家族の繋がりを感じさせてくれた愛犬と甥っ子に感謝したい。
独身で彼女なし。同じ会社、同じ家にずっと住んでいる。しかも今は1年半のキャリアブレイク期間。空白期間の長さに、人生で1番焦りもしんどさもあるけど、自由な時間を持てて人生で1番楽しい時間でもある。笑
世間的な指標で見たら、全然幸せじゃないのかもなぁ。でも自分の中では小さな変化と楽しいことの積み重ねで、割と充実しているような気がする。というか、幸せや楽しみを、相対評価でなく絶対評価で捉えられるようになった。
これからのキャリアどう積んでいこうか?という不安は強いが、なんとかなるような気もする。大丈夫な気がする。虚勢も自信も入り混じっているけど。
去年感銘を受けた漫画の一コマ。
『今夜すきやきじゃないけど』(新潮社)より
自分の人生の指針にいきたい言葉。これからの10年も自分のちょうどいい生活、生き方を楽しく探したいね。
もうすぐ長かったキャリアブレイク期間も終了。今のうちに遊ぶぞー!!!笑