タイトル通りの気持ちを持て余している。私のこの気持ちは何ていう名前なんだろう。感情にラベリングするのは野暮すぎるけど、そのまま置いておくのはじれったくて、何か行動したいけど何をすれば良いのか分からなくなっている。いや、未読コミュを読め。
これまでのオタク人生を夢女子や腐女子として生きてきたので、私は不二先輩と結婚すると触れ回ったり、自CPがファーストキスする漫画を描いたりしていれば良かった。そうする前に何かうだうだ考えることはなく、本能的にやっていた。原作を読んだら自然発生したオタクだった。
以前にも女の子のキャラクターを好きになったことはある。その時は漫画を模写したり、録画したアニメの登場シーンを切り抜いて喜んでいた。ヒロインがたくさんいるラブコメで、私の好きな女の子が主人公の男の子と結ばれた時は本当に嬉しかったし、見る目のある主人公だなと思った。相手が女の子のパターンもあった。とにかく自分の推しの幸せを喜んだ。
大崎甜花さんは、アイドルだ。今後、作中で決まった相手との恋愛が描かれることはないだろう。シャニマスのプロデューサーは男性であるので、P=私ではない(そもそもプレイヤー≠シャニPという作りだと思う)。私はどうやって、誰として、甜花ちゃんの幸せを祈ったり、お祝いしたり、喜んだりしたら良いんだろう?
283プロダクションは、ある。アイドルたちの存在に触れると気付く。彼女たちが居るのは、悩みがお話の最後に都合よくすべて解消するような世界ではない。努力が必ず報われたり、こじれた仲がドラマティックなきっかけで突然改善したりはしない。わたし達の世界と同じだ。だから、大崎甜花さんは、居る。
それならもう、私は大崎甜花さんのファンに違いない。甜花ちゃんが存在するだけで嬉しいし、可愛い笑顔を脳裏に焼き付けたいし、歌って踊ってくれたら全ての悩みが吹っ飛ぶ。開示してくれることはできるだけ知りたいし、がんばっているなら応援したいし、疲れたら休んでほしい。そのためにゲームをやったりライブを見たり、出来ることがたくさんある。アイドルの推し活と呼ばれるやつをすればいい。推したい人がいる。ありがちのようでありがたいことに気付いてしまい、世界が輝いています。