意図のわからない発言をされて困ったときの対応テクニックを聞いたのでメモ。
「本当はここが気に食わないことがあるのに、本人に直接的には言わないで、察してくれというアピールをされている」ときに、わたしはよく困っている。
友達であれば何も行動しなくてもあまり害はないので、いったんそのまま流してもいいのだが、相手が上司であるとか、同僚であるとか、仕事の場合は何か対応をしないといけない。
わたしは直接的に何をどうしてほしいのか言ってもらわないと、察することができない。うっすらASD傾向があると自覚している。
正確には、察して行動しようとすると相手の考えていることとずれていたり、むやみに自分だけ落ち込んだりするので、そもそも察することをやめるようにしている。
また、変な平等意識もある。相手が上司であっても同僚であっても、意図のわからない発言をされた場合は「その場で、直接確認して、完結させる」ことをやってしまう。
ただ、それをするとときどき、相手を詰めているコミュニケーションになってしまうように感じる。このやり方をすると、話の途中で相手が「自分が間違っていた」と気づいた場合も、後には引けずに言い出しづらくなったりしがち。
また大体においてそういう場合、私の方は慇懃な話し方になってしまう。言葉を正確に話そうとすると、(自分にとって自然な話し方なのだが)客観的に見て慇懃に聞こえるものになってしまう。これもASD的特性だと思う。
相手も立場や置かれた状況があるので、そこは「平等」にこだわるのではなく、話しやすく解決に導くことができるような話し方をして、どこかに落とし所を持っていかなければならない。
この辺の腹芸が全然うまくできない。
尊敬する先輩に相談したら、下記のようなアドバイスをもらった。
喧嘩はお互い同じ感情・温度になると発生するから、温度をずらすこと
違うテンションで返事をしたり、わざととぼけたりする
反射的に意図を問いただしたくなっても止める
やりたいのは「平等」の実現ではなく、目の前の問題の解決なのだから、このアドバイスの通りに振る舞えるように努力すべきだ。
今すぐには真似できないけれども、心に留めておこうと思う。