少し前と今日の2回、地元の業者さんに来てもらう機会がありまして。
初回から、私の話すつたない中文に耳を傾けほめてくださったり、やさしい方でした。
今日も作業の間に話す機会があったので、そこで教えてもらったことや、会話を通じて感じたことを書き散らしました。
中文のアドバイス
私がリビングで音声・字幕中文のワインに関するYouTube動画を見ていたときに、ブレーカーを落とす必要があったので声をかけにこられて、何を見てるかの話になりました。
「這是YouTube。我學習中文。我想買紅酒〜」と話したら、
中文を話すときはもっと大きく口を開ける
というアドバイスをしてくれました。
しかも日本人が話す中文の特徴、口が狭くて口先バージョンの「我想買紅酒」の発音まで見せてくれました。笑
あと、
話す練習には伝統市場で買い物していっぱいいっぱい話すのがいい
というアドバイスも。
どローカルな飯店もちょこちょこ行って、なんとか注文はできるようになってきたから、そろそろ市場にも挑戦しようと思ってたところを、背中を押してもらえた気がします!
日本についての話題
会話をする中で、日本の文化や環境についていろんな角度から質問を受けました。
率直な疑問的な話題も多く、簡潔に文字に起こしてみると、読んで少しドキッとする方もいるかもしれません。ただこの方には嫌味な感じはまったくなく、むしろとても思慮深い方だなと印象を受けました。
日本では戸建てじゃなくて、マンションに住む人が多い?
日本ではどうして人と物理的な距離を開けたがるのか。心理的な距離も開けたがる傾向があるように感じる。(おそらく英語に自信がないけど多分心理的な方も指摘してた)
日本ではみんな同じような歩き方している。(細かい歩幅で足を地面に足を刷るようなジェスチャー)
子どもが抑圧されてる印象がある。教育を受けさせるなら日本はおすすめしないか。
どれも本当に日本人の私からしても興味深いテーマが多く、と同時に英語で説明するのがむずかしい…!
というか、これは日本語でも、自分のまとまった考えや知識がなくてうまく答えられない話が多かったです。
外国語を学んで何を話すねん?
作業が終わってお見送りした後、ソファーに座って一息。
英語でも、日本語でも、うまく表現できなかったもどかしさを感じながらも、
こういう文化や価値観について話すのって楽しいなー、私はこういう話がすきなんやなーと考えながら思い出したことがひとつ。
私は前職を辞めて時間があったので、もともとすきやった英語を勉強したいな、英会話でもはじめようかな?と考えたことがありました。
ただ退職して自分の収入がないとなると、「英語を使って誰かと“会話”するための練習に、家計から捻出するor貯金を切り崩す価値があるかどうか?」検討するわけです。
私の中で“自己研鑽”は無し。
そこで出した結論は、
「英語を学ぶ以前に、日本語ですら誰かに主張したいことなんて特にないかなー」
ということで英会話は見送りました。(と同時にそれ以外の学習方法にも手を付けませんでした)
「海外に行ったら、日本のことを全然説明できなかった」「日本のことを知り直さないと」「それを外国語で話せるようになりたい」
この手の話はあちこちで見聞きしたことがあるのですが、まさに今日それになりました。
「外国語を学んで何を話すねん?」と思ってた私が、
いざその“外国”に来てみたら、日本のことを説明できるようになりたい!と180°気持ちが転換したのがおもしろいな。
30歳を超えて、1年、また1年と歳を重ねるごとに、自分が保守的になって考え方が凝り固まっていってるんじゃないか、漠然とした不安がありました。でもそれを打開する気力もなく。
今回、ありがたいことに人生ではじめて海外で暮らす機会が巡ってきたこの時間を、大事にすごしていきたいと思います。
余談
帰り際に、ドアを開けたまま、エレベーターに向かうのをお見送りしてたら、日本の人はさよなら〜っどうも〜って言ったあとも見送ってくれるっていう話になった。台湾は、バイバーイ、ドアバタン!らしい。笑
この方、北海道や大阪も日本語読みだったり、日本についての解像度が高いなと感じた。私の英語がつまってもうまく会話を繋いでくれて素敵な方でした。言語・国籍関係なく、こういう方と話せるとすごく充実した気持ちになれる。今日は素敵な1日でした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは晚安〜😴