歯を磨いていたら、口の中で血の味がした。
思えば4年近く歯医者に行っていない。たまに歯が痛むときもあるし、虫歯もあるかも。
私は最近、外に出るのがおっくうに、そして少し怖くなっていた。
でも、もし虫歯があったら、、、
悪化して通い続けなくてはならない方が怖い気がして、しょうがなく、以前通っていた歯医者に連絡した。
そこは今の家から少し、というかかなり離れている。
それでも、勝手のわかる場所の方がいい気がした。
結局、虫歯はなかった。なんなら、2年ほど前から習慣化しているフロスのおかげか、歯茎の様子はよくなっていた。
ほっと安心したが、歯医者さんによると、一部分が削れているようになっているのが気になるという。
「のちのち痛くなってくるかも、、、。」
そう言われても今は痛くないし、虫歯もないし。
安心しきった私は特に気に留めず、ルンルンでスーパー寄って家に帰った。
帰宅後、作業をしていた。幼いときから、私には爪を噛む癖がある。
集中しているときや眠いのに頑張らなくてはいけないとき、ストレスが溜まっているときについ爪を噛んでしまう。
そして気が付いた。歯医者に削れていると言われた歯で爪を噛んでいる。
原因はこれか、、、。
思いもよらず、自分の癖が自分自身に悪影響を与えていたようだ。
もうこの癖は治らないとあきらめてさえいたのだが、爪を噛みすぎて歯が削れているという事実に、少し自分に引いてしまった休日であった。