最近ちょっとしたことを考えることが多いので、雑文を定期的に吐き出すことにしたい。今日は企業文化について。
先日、新卒入社した会社の OBOG と現役社員が集まるパーティーに参加した。そこで感じたのは、強固なカルチャーと一体感だった。みんなが同じ価値観を、根底の部分で共有できている感覚。
これは結構不思議な体験だった。と言うのも、この会社にも所謂「バリュー」が存在するのだが、正直に言って在籍時には浸透しているとは思えなかった。僕ももちろん覚えていない。
だけど、集まった OB や現役社員は、この会社のカルチャーやスタイルを誇りに思えていると感じるのだ。それは「プロフェッショナリズム」や「コミットメント」という言葉で表現される。明文化されているのかいないのか知らないが、創業社長が 20 年以上にわたって言い続けている言葉である。
そんな様子を見ていて、ふと気付かされた。カルチャーとは、その会社に関わる人々が「誇りに感じられている自分たちの仕事のスタイル」なのではないか。自分たちのスタイルで会社を成長させ続けてきたという確かな自負があるから、そのカルチャーを肯定できているのではないか。
つまり、カルチャーとは「意識的な成功体験の蓄積」から生まれるのではないかと思ったのだった。それが自分たち「らしさ」であり、企業のミッションやパーパスを実現するために有効なスタイルであるから、文化として根付いてゆく。逆に言うと企業が成長していないのであれば、そのカルチャーはアップデートされるべきではないかと思うのだ。所詮カルチャーやバリューというのは、企業理念を実現するための手段なのだから。
そう考えると「カルチャーが強い」と自分たちが思い込むのは危険である。その言葉は、現状維持や変化への抵抗願望を暗黙に含んでいないだろうか。先人の遺産にフリーライドしていないだろうか。もしかしたら、カルチャーではなく「こだわり」が強いだけかもしれない。成功体験や失敗体験を意識的に積み上げ、カルチャーを自ら更新していく会社の方が強いのではないだろうか。
常に調子の良い会社など存在しない。有事にこそ、カルチャーを更新していく「しなやかさ」もまた求められるはずだ。