一人スクラムをやってみたら全然うまくいかなかった

mooriii
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12月ごろからインプットのために一人スクラムを始めたのですが、全然うまくいかなかったので供養と振り返りのために書いていきます。

2週間1スプリントでスプリントゴールを決め、リファインメントでインプットの優先度を並び替え、スプリント終了時に振り返る、という流れでやってました。

当初は、いつも興味が分散するのでスプリントゴールでインプットの領域を限定し、集中することでインプットの質を高められるのでは?と考えていたので「めっちゃ相性いいじゃん!」と思ってスクラムを採用してみました。

始めたての頃は、いろんなものに手を出してしまう自分を制御でき、領域を絞ることで深いインプットが可能になっていました。

ところが徐々に知的好奇心を制限することの苦痛と、バックログの管理が破綻するという課題が出てきました。

『科学的根拠に基づく最高の勉強法』にも記されていますが、好奇心を持ったときに突き進むことでドーパミンが放出されて長期記憶に定着しやすくなります。

しかしスプリントゴールによって大事な好奇心が制限されてしまいます。

「読みたいのにもっと優先度の高いものがある…」「とりあえずバックログに追加しよう…」となり、好奇心も制限されるし、どんどんどんどんバックログが貯まっていきました。

始めたての頃はバックログの数もそんなに多くなく、優先度を決めるのも比較的容易だったんですが、最近ではバックログに溜まり過ぎてゴールを決めることさえ困難になり、結果的に本当に今やるべきことか分からないものをインプットし始める始末です。

他にも

  • インプットすべきものは自分の役割やプロジェクトの都合で日々変わり続ける

  • インプットよりバックログに貯まるスピードのほうが当たり前に速いので一生辛い

  • 業務都合でインプットできない週とかも余裕である

  • 興味が分散しながらいろんなことをインプットするのがそもそも好き(自分にあっている)

などスクラムが破綻する要素がたくさんはらんでいました。

結果としてスクラムは全然うまくいきませんでしたが、自分のインプットの仕方に気づけたので良かったと思います。

とはいえインプットすることを決めて集中することは依然として課題ではあるので、何かしらの方法を模索して頑張っていこうと思います。