『あなたのための短歌集』木下龍也
お題の文章は静かな文面で書かれているけれど、伝わってくる熱量がすごい。制限された文字数の中で、この熱量を昇華させなければならないという試みがスリリングで面白かった。生きていく中で誰もが対峙する試練や悲しみを乗り越えるヒントとして。または、自分の名前や仕事や好きなものの魅力を、別の視点から教えてくれる。「言葉は無力」と聞くけれど、使い方次第で魔法にもなり得る気がした。曇りなき眼で見つめられるようになりたいと願いたくなる一冊だった。
『あなたのための短歌集』木下龍也
お題の文章は静かな文面で書かれているけれど、伝わってくる熱量がすごい。制限された文字数の中で、この熱量を昇華させなければならないという試みがスリリングで面白かった。生きていく中で誰もが対峙する試練や悲しみを乗り越えるヒントとして。または、自分の名前や仕事や好きなものの魅力を、別の視点から教えてくれる。「言葉は無力」と聞くけれど、使い方次第で魔法にもなり得る気がした。曇りなき眼で見つめられるようになりたいと願いたくなる一冊だった。