花粉症とは長い付き合いになる。ものごころがついたときにはもう花粉症だった。近くの耳鼻科までいき、母とともに待合室で何時間も待ち、優しい先生の診察を受けて、薬をもらって、自動販売機で1個20円のヤクルトを買ってもらって飲みながら帰る、という流れだった。中学生、高校生と年をとっても同じ耳鼻科で、受験生時期は待合室で単語帳を開いていた記憶もうっすらとある。
大学3年生からの上京に伴い耳鼻科は変わり、以後転々としている。毎年少し早めの1月くらいから受診して処方してもらうことが多いのだけど、今年は「今年こそは花粉症の発症はないかもしれない」とおもって(願って)耳鼻科の受診はやめていた。しかしやはり毎年恒例、1月下旬にもなると目や鼻の例の違和感がくるやつが、今年もきてしまったので、あきらめて今年も受診した。
そして花粉症のくすりは何年も前から飲んでいるのに未だになれない。そしてどの種類があってるのかもわからず、副作用の頭痛や倦怠感にも耐えながら毎日薬を飲む。だからといって薬を飲まないわけにはいかない。一度「今年は薬なしでいけないかチャレンジ」をしてみたことがあるのだが、本当に24時間鼻水とくしゃみが出続ける大惨事にみまわれて以来、薬なしの春をあきらめている。
花粉症に効く注射、サプリ、舌下治療などなど、いろんな対策を聞きもするが、注射は嫌だし、サプリもまたあれこれ試すのが面倒だし、舌下治療に至っては5年近く毎日口に何かいれたりしなければならないらしい。毎日口に何か入れる類のものはマウスピースの2年間でもうこりている。そんなわけで結局薬を飲み続けている。
(もしおすすめの方法があれば教えてください)