日曜日、雨なのに軽装備で家を出て寒さに震えた。あと何年生きたら自分の体のこと理解するんだ。
仮面ライダーのショーを見に行くため事前準備を夜中に始めた愚かな母ちゃん。鉄道博物館内でのショーなので子連れも多かろうと施設内の設備やルールを確認。なんと、飲食物持ち込みOK。ご飯代が浮く!なんて優しいんだ!外食が本当に高くて涙出る。時計を見た。朝準備する時間を計算する。寝不足だなこれ。
開館前に並ぶことを諦め開館時間に到着できるように出発することに。家を出てしばらくして薄着だったことを悔いた。寒い。寒すぎる。肌着を減らしたのがダメだった。帰宅後の己に懺悔しつつ到着。すでに長蛇の列。チケット購入列と前売り券購入済み列ができている。前売り券は夜中に買ったのでスムーズに入館出来た。すぐにショー会場へ向かう。結構な人数が席取りをしていた。特に荷物や上着を左右に置いてる父親の姿。子供と母親はショーまでの間、館内を楽しんでいるのだろう。こういう時ひとり親であることを少し申し訳なく思う。私1人席に座って息子に行ってこいは難しい。息子も一緒に退屈な待ち時間を過ごしてもらうことになる。席に座ると即座にスマホを奪われた。動画を見て笑う息子。お前はそういう子だよ。強く生きろ。ショーが終わると握手会が始まる。2人のライダーと握手をしてもらえるので子どもたちは大はしゃぎ。親は写真を撮ろうと必死である。もちろん動画で撮影した。主人公ライダーにブンブンと握手され、ライバルライダーには優しく握手された息子「骨が折れるかと思った」熱いファンサービスをいただいたようだ。
握手会も終わると昼時なので機関車の後ろ、奥まった場所にあるひっそりとしたベンチで昼食を済ませた。天気が良ければ他にもテラスや中庭のベンチで食べることができたが雨が降り出していた。早々に食べ終え、機関車に登ったり写真を撮ったりと鉄道博物館をようやく楽しんでいると、息子が記念メダルの機械を発見した。こういうものが好きな息子「やりたい!」名前や日付を刻印できるメダルだ。やっても良いがこれで帰りにお土産も欲しいなんて言われたら困る。先にお土産を見てそれでもメダルが欲しいならお土産を諦めてメダルをやろうと提案。頷いたのでショップへ。ショップは博物館の外。再入場は可能なので躊躇いなく出る。まだ昼過ぎでショップに人が少なくちょうど良かった。お土産を一通り見ても「メダルがいい」よしわかったメダルにしよう。再入場のため、またエントランスへ。すぐにメダルの機械へ向かい購入、印字。ペンダントパーツも買って身につけてご満悦の息子。そのままSL機関車の乗車体験へ向かう。短い距離の走行だがすぐそばを本物の新幹線や貨物列車が走っているのが見えるので楽しかった。
沢山の機関車を見て建物の中へ向かう。「もう帰るの?」いや、今から入る。「え!?今までのは!?」今までのは入口と出口の周りを行ったり来たりしてただけでやっと今から博物館に入る。「えっ!?」倉庫だから屋根はあるけど我々はずっと外にいた。「えっ!?」機関車はたくさん見たけどまだ電車も新幹線も一つも見てないだろ。
車両が並んでるだけあって館内は広い。体験コーナーが多く子どもはもちろん楽しいが大人も楽しくなる。電車を上から見下ろして「漫画や映画で電車の上で戦うシーン」に想いを馳せた。逆に、電車の下を歩くこともできた。電車の下にしがみついてる作品は思い出すことができなかった。ジオラマショーも、詳しくないなりに身近な電車やドクターイエローやはやぶさなど有名所が近くに来ると心躍った。新幹線のブレーキ体験では息子が新幹線を発進、スピード調節、駅での停車を簡易装置で行った。スピードは上がったり下がったりと不安定。最終的に駅の手前で停車し、再発進。そのまま駅で強制停止を食らった。あの新幹線の乗客はさぞエキサイティングな旅ができただろう。私は遠慮したい。
博物館から出るとすぐそばにポケホールがある。ポケモンのマンホールで全国に数カ所設置されている。京都には5ヶ所ありその一つを見に来た。今日一番の興奮を見せた息子「他のも今から探しに行こう!?」勘弁してくれ。今年一年使って探しに行こうな。