FE万紫千紅初報雑感

moroboshi
·
公開:2025/9/13

私の好きなFEシリーズの新作が発表されたので、そのPVを見て感じたことをメモ的に書き留めておく。いつか発売されたときに答え合わせ出来たら楽しいだろう。

初報はニンテンドーダイレクト2025年9月12日、大トリ。ニンダイの最後を飾るなんて、FEも出世したものだ。

発売日は2026年。

前作エンゲージがされたのも9月のニンダイだったが、そのときは日付まで出ていて、翌年1月20日発売だった。

前々回の風花雪月無双でも2月のニンダイで発表され、その時点で6月24日発売と明記されていた。

つまり、日付が確定していないということは、少なくとも来年2月以降に発売だろうと思う。そうは言っても、ゼルダのようにずっと注目を引き寄せられ続けるほどFE人気は高くないと思うので、半年以内には出してくるだろう。来年3月が本命か。

ニンダイの後にアップロードされた個別PVを見ると、対象年齢15歳以上の注意書きが表示された。つまり、CERO:C。

参考までに、覚醒はB、ifはC、EchoesはB、風花雪月はB、エンゲージはB。となると、Cはif以来十年ぶりのこと。シリーズ全体通しても、私の記憶の限り2回目。

この時点で、近作には無かったような割かし過激な表現が含まれると予想できる。血がドバドバ出るようなことは無理でも、血が流れること自体はOKになるし、きわどい服装をさせることもできる。ifの頃は一緒に温泉入ったり、身体を触ったり、任天堂専売にあるまじきマズいことを結構してた。

PVを頭から見ていくと、最初に見えてきたのは港町。船少ないけど、海で良いと思う。町を中心に手前も側面も奥側にも水面が見えるので、川の可能性は低いと思う。

手前のカルデラみたいにもりあがってるところや、奥の山には建物が見えない。建物は主に平地に集中。ここの住民のほとんどは海抜0メートル地点に住んでいる。怖い。

また、四方八方に伸びる橋のような建造物が特徴的。奥の山から三本出てると思いきや、右に伸びる二本のうち手前のものは絶妙に山の中心をとらえることなく奥のもう一本のやや下に接続している。街中にも何本か走っており、いずれも山から伸びて町の中で止まっている。カルデラの中の水を運んでいるようにも見えるが、手前のほうにはどこに伸びているのかはわからないものの、町の外側に向けて伸びている。左の画面端に島らしきものが見えるので、このあたりは小さな島が集まっていて、その島同士をこの橋でつないでいるのかもしれない。が、現時点で確信は持てない。

PVをざっと見た感じ、この世界観は何となく風花雪月をほうふつとさせる。が、海に面していてかつ栄えている土地となると、ぱっと思い浮かぶのはリーガン領のデアドラであるが、手前の特徴的な丸い港に見覚えがなく、現時点で関連を見出すのは難しい。

街並みは、海沿いの倉庫や小さくひしめき合っている民家らしき建物のほか、明らかに背が高く、広場も併設されているような施設も複数見える。神殿なのか、偉い人の居城なのか。

少し進んで、丸い闘技場へ。町の全景の中だと、丸い建物は手前の丸い港の中心部か、真ん中より少し奥にも見える。闘技場の奥に見える背の高い建物と合わせて考えると奥側が正解か? 自信はない。

闘技場の丸さと対照的に、闘技場の奥に見えるのは角ばった背の高い建物。威厳を示すようなオベリスクも見える。偉い人の居城説再び。闘技場の外壁のアーチ上部に文様。ひとつづつ形が違うようにも見えるが、各面ごとに劣化が違うという表現かもしれない。もしそうだとしたらすごいこだわりだ。

闘技場内部、観客席は庶民が寿司詰めになっているところと、くらいの高い人物が少人数で独占する場所とで分かれている。が、各区画ごとに庶民と偉い人が混じっており、意外と距離が近い。

正面の旗には四角形を組み合わせた幾何学模様。闘技場の真ん中は土俵のように少し盛り上がっている。仮に東と西と表現するが、東西それぞれからの入場口があり、その土俵に向かうようになっている。土俵までの道の左右には投石器と灯篭が配置。投石器は闘技場の四方にも配置。ただし、画面奥側には二つ、左側には一つ。非対称で不可解。何かの意味があるのだろうか?

土俵の真ん中に書いてある文様は、見ようによっては旗に描かれた文様と似ている。

闘技場の一般客は、後ろ姿で見た限り全員男性。坊主頭、ザンギリ頭、ターバン、様々なスタイルを確認。

そして、名前有りっぽいキャラが初登場。赤髪の男性と青髪の女性。いかにも王族っぽい風貌。衛兵のような存在も、後ろの方に確認できる。二人とも口を結んだ硬い表情。楽しげな雰囲気ではない。同じテントの中にいることから、敵対関係ではないだろうが、夫婦なのかきょうだいなのか、何とも言えない。

また、二人の服装には、わかりやすいシンボルがないので、出身地などを想像するのは難しい。

男性の方は短剣を腰に下げている。女性の方は武器らしきものを携帯してはいない。手前には飲み物、ろうそくで明かりをともし、後ろには複数の鉢植えに植物。

衛兵の位置を見るに、階段の一段一段は割と高そう。ここに腰かけるなら、身長の低い人は足がぶらぶらしそう。

耳の尖っている人が柱の間から登場。闘技場内部の旗の間にある柱だと思われる。

耳が尖ってて、なんとなく緑髪っぽい髪色。歴代のお約束を踏襲するなら、間違いなくマムクート。喉元の逆トライフォースみたいな文様は何?

多分竜の逆鱗を表してるのかな。確信は何もないけど。

「素晴らしい戦いを奉納せよ」

やっぱり相撲かな? 格闘技というよりは神事なのかもしれない。

ここで四人がチラ見。

少年、角を携えた女性、金髪の剣士。踊り子。剣士の持つ剣は風花で言う英雄の遺産のようなもの。形も骨っぽいし、紋章石らしきものが穴にはまって赤く輝いている。

ここまで見て思ったのは、なんとなく肌の色が黒っぽいの多いなと思った。FEに限らず、日本の創作物って褐色肌が多数派になる事ってほぼないので新鮮。

公式HPによると、このマムクートさんは「神威法王」を名乗っているらしい。また、開催されているのは「ダグシオン大剣闘祭」というとか。

ここから各キャラクターの紹介。

少年はカイ、メガネの女の子と一緒に登場。女の子の方の名前はわからないが、ものすごく気になる。PV全体をざっと見てから二回目で見ると、どうにもこの子の存在が浮いているというか。

これは決して悪口とか批判とかそういう意味ではない。この子だけいかにもアニメっぽいというか、他のキャラとテイストが違う気がする。極端な話すると、この子が現代日本から異世界転生してきて、今回のFEが始まるかのような異質さ。

少し脱線するが、FEファンとして、次回作のFEのストーリーを妄想してみたことが何度もある。最近の流行りを取り入れつつFEに落とし込むなら、まず異世界転生して、ルフレよろしく戦闘に巻き込まれ、なし崩し的に活躍するみたいなことを考えていた。

もちろん、異世界転生なんてしたら主人公だけ異質なのはむしろ自然である。ISが私のような素人でも思いつく安直なアイデアを採用するとも思えないが、それくらい、この子は異質に見える。

話を戻して、PVを見ていこう。

カイ君の背中には、風花の先生をほうふつとさせるような文様。あの文様に特別な意味は含まれていなかったが、世界観の共有を匂わせる要素と思えなくもない。

街並みは男性も女性も大人も子供もいる。カイ君の少し向こうで人だかりができており、視線が一か所に集まっていることから、何らかの催し物があるのだろうが、詳細はわからない。多分大道芸くらいのものだろう。

街の奥には噴水、大きな門をくぐると立派な銅像。銅像までの階段にはじゅうたんまで敷いている。文化水準は高い。しかしその銅像の後ろには手つかずの山肌。山に手を付けてはいけないのだろうか。これだけの高層建築を実現できるなら、山をのけるくらいできそうだが。それともカルデラをそのまま天然の貯水池として使っているとか。

戦闘画面には味方がたくさん。一方、縮小マップで見る限り、敵の本体は離れたところに居るらしく、目で見えるのは一体だけ。それは馬にひかれた弓砲台。過去作にもシューターはいたが、風花雪月には移動砲台はなかったので、新鮮である。

味方を見てみると、武器種は剣、槍、弓、魔法、拳、という感じ。

主人公は騎馬っぽい兵種だが、移動は6マス。ステータスはレベル13で青銅の槍といういかにも命中が高そうな装備で命中109。しかも色が変わってるので、何らかの事情で上がっている。上がってその命中率なのはなんだかすごく不安になる(笑)。レベル13と考えると、耐物8、耐魔8も相当不安な数字。大丈夫か?

レベルの横には意味の分からない謎のマーク。周りの模様も、見ようによってはゲージにも見えるが詳細不明。

メガネのあの子は魔法を使うことが分かった。また、右上の剣士はさっきチラ見した剣士にも見える。選んだキャラごとにルート分岐するようにも思ったが、仲間にもできるのだろうか。

武器選択画面では、耐久システムが復活していることがわかる。そして必殺がめちゃくちゃ高い。

そして「怨呪力」なる項目が追加。ただし青銅の槍では空欄になっており意味は分からない。ナゾ。

二回攻撃する際は、二回攻撃の内容を表示。ここはエンゲージ方式を継続。主人公が何やら紋章を持っているような気がするが、一旦スルー。

戦闘背景が闘技場内部なので、これもダグシオン大剣闘祭の一部なのだろうか。

敵の名前は雷雲騎士団員。所属の旗もあり、ちゃんと見れば意味も分かりそう。必殺による威力上昇は、過去作と同じく攻撃力が三倍になるというもの。

角を携えた女性は、セオドラ。信仰を守り抜く力が必要とのこと。敬虔な信徒なのだろうか。

計略・計略コマンドを確認。また、「ブレイズアーツ」なる項目を確認。何だろう。

計略の中身は風花とあまり変わりなし。なお装備している槍は「マハマドゥの槍」軽く調べてみたが元ネタはわからず。

こちらもレベル18で命中が102。滅茶苦茶不安である。

計略の命中は94%。風花では5%刻みだったので、計算式は変わっている気がする。

金髪の剣士は、ディートリヒ。ツイッターではイエリッツァと似ているという意見も多い。

私はなんとなく、悪魔城シリーズのアルカードを思い出した。

剣は鞘に入ったままでも使ったりする。嵐の船に乗っているが、これで街にやってくるのだろうか。

ブレイズアーツの中身はHPを消費して特殊能力を発動するというもの。戦技が初登場したEchoesでは、その発動にHPが必要だった。風花では武器の耐久が必要だった。戦技では耐久、ブレイズアーツではHPを消費することですみ分けたのだろうか。

なお、三マス先に移動できるという特殊能力を持っている。影縫いという技もあるが、名前からして相手の移動を封じるのかもしれない。HP9で相手の移動を封じられるならかなりお得な気がする。

また、ブレイズアーツを使用後に攻撃しているので、これは頭がこんがらがること間違いなし。心して操作しよう。

ブレイズアーツ操作時には魂焔値という概念が登場。これも意味はよくわからない項目。

味方の中に斧使いがいる。カイくんの戦闘シーンでは斧使いが確認できなかったので、これで従来の武器種が全部採用されていることが分かった。

剣の名前はアンスウェラー。説明には英雄の遺産と書いてある。風花と同じく、英雄の遺産には専用戦技がついてくるらしい。

攻撃力が一撃目と二撃目で変わっているが、なんで変わっているのかはわからない。

踊り子の名前はレダ。飲み屋というか、場末の舞台のようなところからスタート。

ブレイズアーツの歌で魔獣を呼び出すらしい。ただし、召獣の歌で魔獣を呼び出すらしいので、他の歌はほかの効果があるとみていいだろう。

ギターを弾いているときに闇魔法っぽいエフェクト。魔獣を呼び出せる辺りは、ハピと関係が?

いかにもメインヒロインみたいな感じで出てきてるのに、あのメガネの子はセリフをしゃべらない。エンゲージの予告でも、たしかヴェイルはセリフがなかった気がするので、明らかに何かを隠している気がする。

カイくんヒロインを守るために手のひらから何か力を使う。紋章とも違う形なので、今作のメイン要素な気はする。

仮面の戦士と強そうな人が戦う。仮面枠? にも思えるが、風花のモブ兵は顔を隠した兵種が多かったので、これだけカッコつけていても、まだモブの可能性は捨てきれない。

ディートリヒさん街中でも戦闘する。血を見る発言、やっぱりアルカードを思い出す。

銃を持っているような女性と戦闘。銃からは雷のような刀身が現れる。銃じゃなくて良くない?

ただ、もし銃弾が発射できる場合は、FE史上初の銃器の登場となる。大きな衝撃が走るだろう。女性の左肩にはホルスターも見える。

仮面の女の子?登場。こちらは多分セリフをしゃべっているので、ちゃんとした仮面枠。

玉座のような場所に男性。武器がたくさん置いてあるが偉い人? そしてそれに謁見している女の人はセオドラの後姿。

神威法王さん、優勝者の望みは何でも叶えてくれるらしい。

遠景でガルグマクと思われる建物、一見そう思えなくもないが、大聖堂にあたる部分はない。屋根の形も違う気がするので、その線は薄いと思う。それに、ガルグマクだとすると、近くに海があることの説明がつかない。大規模な隆起が起こってフォドラが形作られたのか、あるいは地盤沈下が起こってフォドラが風花の頃の形と変わったのか。いずれにしても、規模が大きすぎてガルグマク説をすんなりと受け入れることは難しい。

最後にソティスらしき女性が出てきて終わり。玉座の意匠も共通なので、これはソティスと思っていいと思う。が、となると、このソティスがどういう存在なのかは考えなくてはいけないだろう。

実体なのか精神体なのか。そしていかにも大人な見た目なのはなぜか?

ソティスを出したということは、風花とつながりがあるとみて間違いない。問題は、風花本編との関係性である。

1.風花の過去である。

ソティスが幼い姿なのは、一度殺されて主人公の中に宿って生まれ変わったからであり、死ぬ前は大人であった。なので、遥か昔には大人の見た目をしたソティスが存在したはずである。

ただし、この説を採用するには、ディートリヒのもつ英雄の遺産の存在がやや引っかかる。英雄の遺産は女神の眷属の身体を材料として作られる武器であり、英雄の遺産が存在するということは、殺された眷属がいるということ。天帝の剣が作られたのと、それ以外の英雄の遺産が作られたのと、どちらが先かは微妙なラインだが、ソティスが生きているのにもかかわらず英雄の遺産が存在するというのは少し違和感がある。

また、風花の過去であるにもかかわらず、「もしやワシのことを忘れたのか?」と問いかけるのはよくわからない。ただ、この発言はプレイヤーに向けたメタ発言的なものでない可能性は十分考えるべき。

過去、ルフレとカムイが魂レベルで似ているという話があったり、無双にてリンディスがルフレとマークの類似性に言及していたりするあたり、マイユニット=プレイヤーというのは、何度かネタにされている。なのでソティスの発言がプレイヤーに向けられたものというのも十分ありうる。ここはさじ加減一つであるので、今は考えてもしょうがない。

2.もっと風花の過去である。

ソティスは、ある日フォドラにやってきて、大地を豊かにした。という感じの設定があったと思う。つまり、それ以前にどこかに居たはず。万紫千紅のPVを見る限り、この土地がフォドラとは限らない。つまり、ソティスがもともと住んでいた土地の物語、という可能性は十分ある。

しかし、そうなると英雄の遺産の存在がますます説明不能になる気がする。ただ、フォドラにおける英雄の遺産と万紫千紅の世界における英雄の遺産の由来が別物であれば、不可能ではない。

例えば、先祖代々の遺骨の一部を用いて武器を作る習慣がある、とか。ゲゲゲの鬼太郎のちゃんちゃんこみたいな設定があれば、フォドラにおける英雄の遺産とほぼ同じ効果を持ちつつ、フォドラの時のように個人の尊厳を貶めるような存在ではなくなるだろう。

神威法王なる人物がいるが、この人物の耳は尖っているうえ、髪の毛が緑がかっている。FEにおいて、緑髪かつ尖り耳は特別なデザイン。間違いなく竜族相当の存在。風花雪月で言えば、女神の眷属。ただし、風花雪月の眷属たちはソティスによって生み出された者たち。一方、ソティスの出身地に存在する彼は、ソティスと同格の存在かもしれない。

また、血は代を重ねるごとに薄くなっていくことから、万紫千紅における竜族の子孫たちは、人間との混血が進み、竜族としての力を失ったものが大半なのかもしれない。しかし、先祖の武器である英雄の遺産はかろうじて使うことができる、と。

3.風花の未来である。

風花雪月においてソティスは幼体であった。その彼女が大人っぽい見た目になるにはかなりの年月が必要。過去作では、暗黒竜に登場したチキが、覚醒の世界で大人になるまで2000年を過ごしている。それくらいの時間間隔があれば、ソティスの成長もありうるだろう。

ただ、風花雪月の4ルートのどれをたどったかは多分わからなくなっているだろう。どれか一つを取るのであれば大荒れである。それくらいは製作陣も承知しているはずだから、言及すらないかもしれない。

現実でも、2000年前の日本はどのような統治が行われていたかも定かでない。ただ、日本の形がわかっていないのは、その当時の日本に文字がなかったことが大きい。同じ2000年前でも、ヨーロッパや中国には多くの記録が残っている。その程度の時間間隔では、文字の存在するフォドラ世界の記憶が完全に失われるというのは不自然に感じた。

だから、2000年と言わず、もっともっと時間間隔は離れているのかもしれない。覚醒とifの世界はつながっていて、ifは覚醒の遥か過去の話であるという設定もある。それこそ、覚醒の2000年過去には初代FE主人公・マルスの生きた暗黒竜の世界があるので、ifの世界は果てしのない過去ということになる。

覚醒の時代になってようやく、ifの出来事はおとぎ話レベルのあいまいさを持って語られていた。if世界にはハイドラ以外の竜族はカムイとその子供しかおらず、それらも覚醒世界では姿を見せないので、竜族すら生存できない時間が経過していることになる。

そこまで考えると、ソティスが生きていることに違和感があるが、その点はソティスに実体がないことを上手く利用すればいける、のか?

そもそも、ソティスは先生の中にいた。ルートによっては先生が人並み外れた長寿になることもあるので、先生と共に生き続けることもありうるだろうが、逆に、先生以外の人物が、どうやってソティスと直接会話をするのかが難しい。

先生の心臓を他の人に移植すれば可能だろうが、それはすなわち紅花ルートの否定である。もしこの方法でソティスと先生以外の誰かをつなげるのであれば、それは危険を伴う。

PVを隅々まで眺めると、明らかにフォドラで言う紋章が移り込んでおり、風花雪月と関係があるのは間違いない。しかし、現段階で、これとはっきり言うには至らない。私は、カイ君が主人公であることさえ怪しいと思う。

カイ君を操作するパートがあったが、あれはミスリードであり、実際は主人公=マイユニットが別にいて、最初の仲間をチラ見した四人の中から選び、それによってルート分岐するというのもある気がする。

つまり、カイ、セオドラ、ディートリヒ、レダが、風花雪月で言う級長のポジション。ただし、カイとディートリヒが共闘しているように見える部分もあったため、一部ストーリーが合流したりする可能性はありそう。風花雪月のように、級長同士は絶対に共闘できない、というほどではないのかもしれない。

マイユニットは四人とは別にいて、ストーリーの中だけに登場し、操作キャラではない、とか。

マイユニットは毎回賛否の分かれる要素でもあったので、リストラの可能性もありうるだろう。ただ、風花雪月の初報でも、先生=マイユニットという情報は提示されなかったので、現段階では何とも。

万紫千紅の大まかな世界観を見るに、肌の黒さは気になる。上にも書いたが、褐色率の高い日本産ゲームってあんまりない。あと、世界観としても、これまでの中世ヨーロッパ風とは違う気がした。言うなら、古代ローマ風?

古代ローマ風FEといえば、初代暗黒竜がそうだった。スカートにサンダルで戦うマルスは、古代ローマ風の装いと言ってよかった。しかし、その続編にあたる紋章の謎にて、世界観は一新。それ以後ほぼすべてのFEで共通する中世ヨーロッパ風に。

古代ローマ、中世ヨーロッパ、このあたりの認識はふんわりしていて、なんら確定的な定義はない。が、大きく世界観が変わっているという点に言及したかった。褐色率と古代ローマ風、これは歴代FEには無い傾向であり、製作陣が何らかの模索の結果たどり着いた場所なのだろうと推察できる。

色々考えてきたが、結論としては、続報が楽しみというところ。2026年発売とだけ言われているので、実際の発売にはやはり半年くらいはかかるだろう。それまでにスイッチ2を買っておかねば。