※注意:性的マイノリティな話題やちょっと暗い部分に触れています。苦手な方は次回『平和な世界』更新をお楽しみに!((注意書きで茶化すタイプの人間でスマナイ
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なんとなく「今ならうまく出せるかもしれん」と思ったので、書いてみよう。それでもやっぱり多少なりと言葉選びに手が止まったりしているが、まぁ、何事も挑戦だ。
何がきっかけでそういわれたのかは思い出せないけど、
『男の子だったらよかったのに』
確実に始まりは父方の祖母のこの一言である。幼稚園の年長だか小学1年だか、まぁそのくらいの歳の頃に言われ始めた。幼少期に身近な大人から刷り込まれる言葉のげに恐ろしきことよ、と思う。姉妹の中で僕にだけ投げられるその言葉に、「あぁ、僕は僕のままでは認めてもらえないんだ」と思うようになるのにそう時間はかからなかったように思う。男の子のように振舞ってみようと色々したもんである。そんな幼き日のモロシマの努力は、ある日これまた父方の祖母の一言によってぶった切られる。
『女の子らしくしなさい』
おい、そりゃないぜ、と。そこからはもうぐちゃぐちゃである。「男の子」でないことが気に入らないというのに「女の子らしく」ないのも気に入らないのである。いろいろごちゃごちゃぐるぐるとしているうちに、ある日ふ、と『身体的な性に嫌悪感があるわけでもないが、精神的に完全に「女性」かと言われると首を縦に触れない。逆に「男性」かと言われても答えが同じ。でも現状別に困ってるわけではないし、ならいっそどちらかになろうとしなくてもいっかぁ』なんていうなんとも曖昧な結論に至る。そんな風にふんわり自分の性自認に対して納得がいったかと思えば、まぁ、なんという事でしょう、次の問題(?)にぶち当たった。
【あれ?人間(恋愛的に)好きにならないな?】
人間は好きだ。格好いいとか可愛いとかも思う。自分の性自認もあって男女のこだわりがないからかと思ったりもしていたが、どうも違うな、と。もう一度言うが、人間は好きだ。犬や、猫や、他の動物みたいに生き物の一種として好きだ。周囲や漫画や小説、映画とかで見るような恋愛感情が、そういうものがあるのだ、というのは分かるけど、抱いたことがない。え、みんな凄くない?何それ、である。完全に癖の話になってしまうが、どちらかというと人間よりプレデターやエイリアン、人工知能とかの人じゃないモノの方が愛情を感じる。
とまぁ、ごく一部癖を晒してみたりしたが、こんな感じのイキモノなのである。ひとりでぼへぇ~としていたかったり、一人は嫌だとひとりでごねてみたり。自分で自分をあやしながら生きるって結構難しいなぁ、と思う毎日です。