もう何年前だっけ?って思い出しにくくなる年。
深夜にAirPodsでラジオを聴いていると思い出すこと。吉澤嘉代子の「綺麗」と共にオープニングが始まる、「あしたになるまで」。パーソナリティしもおかのデビュー番組。
2018年、ラジオパーソナリティがわたしのキャリアに追加された。
それまでは人前で話をして、誰かの発見になったり、誰かが楽しんでくれることがとても嬉しくて、それをもっと広くやっていきたい!と思い、ぽっと参加したオーディション。
おそらくプロやアマチュアの方も混ざっている中に、しかも予定の配置ではない枠の、冠番組を待たせてもらうことになったのは、びっくりだった。
あとから、ディレクターになんでわたしが受かったのか聴くと、目立ちたい以上に伝えたいことがありそうだったから、と。
その時、防災について個人で活動したり、発信したりしてたなー。オーディションの時も、それを伝えたいって熱心に伝えた気がする。
1年間、ネタ帳を持ち歩いて、呉線から見える瀬戸内海を無視して、1時間電車で揺られながら原稿を考えて、放送局の収録ブースに入った。
10分の番組なのに、収録に3時間かかったり…。全然自分の納得いく通りにならなかったり…。辛かった時期もあったけど、それ以上に楽しかった気もする。
その年に、西日本豪雨災害があった。西日本豪雨災害で、わたしの目線で災害の話ができたこと、その時に広島でパーソナリティをすることができたこと、これ以上に何か自分にとって意味があったことはないと思う。
月曜日の夜11時50分から、あしたになるまでの10分間。ちょっと癒される、明日に向けてちょっとためになるをコンセプトに1年間番組を続けられたことは、本当に幸せだったなぁ。
今だったらどんなラジオ番組をじぶんはするんだろうな。こころについてとか、キャリアについてとかかな。
また人生でいつかラジオができたらいいな。