東日本大震災から13年か。
中学2年生で、生徒会副会長だったわたしは、卒業生に向けて、教室の装飾の準備をしていた。
突然鳴り出したサイレン。天気はいいのに、そのサイレンと、アナウンスで不穏な雰囲気に胸がざわついた。
あの日から、「自分の知らない自然•自然の原理」に対する恐怖が大きくて、その後、自分の無力さに嫌なくらい気付かされた。
自分が知らないことで、近くの人も守れないかもしれないと。だから、自然を理解しようと、防災を勉強することを決心して高専に進んだ。
防災を学び始めてからは、それをただ自分で研究するだけでなく「発信」にも力を入れた。
地域の防災リーダーにもなった、ラジオでも発信をした。
社会人になって、広島で高くて時期も合わなくて取れなかった防災士の資格もとった。
今は防災の研究から離れてしまったけど、これからもこの日は忘れずに思い出したい。