新緑の時期に長く新潟に滞在していたので、見て回った建物をメモついでに残しておきます。日付も場所もバラバラなのと場所ごとの距離もあるので、ピンときたところがあれば参考になれば幸いです。訪れたのは昨年の４月末〜５月らへんです。東京ではすっかり散ってしまっていた遅咲きの桜が、市内では満開を迎えていました。5月に新潟を訪れたのは本当に正解だよ、と新潟の人たちに言っていただけた通り、新緑の多い、気持ちの良い季節に訪れることができました。旅の一助としても、訪れなくとも魅力の一端をお伝えすることができれば幸いです。
※もし検索などから来られた人へ。かいてる人はとうらぶの夢女です。
【西蒲原郡弥彦村】
弥彦神社…
新潟出身のフォロワーさんに勧められて。山の中の静謐な神社は気持ちが良かったし、何より宝物殿が刀の宝庫なので是非見て欲しい。私は何も知らずにふらっと入ったのだけれども、水心正秀、長曽祢虎徹、肥前忠広を始め色々な刀が見れて良かった。兼定もあった。志田大太刀、本当にでかい。いつか実装しないかな。歴代全天皇の肖像画の一室が…荘厳というか圧巻というか。見応えがすごく、独特の雰囲気がありました。境内には様々な種類の鶏や鹿が飼われている鶏舎などがあったので、軽くスケッチをした。近場にかわいいお店やカフェもあったので、本当にのんびりと時間を過ごせるような場所でした。温泉も入りたかったのだけれども、バスは早々に無くなってしまうので断念。
（ここ以外にもバスが無くなって暗道を歩かなきゃになるので温泉を何度か断念しました…。）
🍙たべたもの
白パンダ焼き…あまりにも可愛いぞ
【 新発田市 】
以前移築の記事を見てから絶対来たかった（新潟に行くメインのひとつ）ので。駅からも近く、見た目はこじんまりとしていたが、迎賓館として作られただけあって、中は豪奢な作りで、細部まで美しく、それでいて品が良かった。何故かメインのホール部分で映像からずっとアンビエントミュージックが流れていたのも相まって良かった。ぜひ訪れて欲しい。お金がかかっている建物は、天井、欄間、襖、調度品ひとつひとつにも装飾があり、全体がおおきな芸術作品なんだなあとしみじみと思う。叶うならば、自分の本丸もこういう風にしたい…。少しずつ参考にしていきます。
大倉庭園…
蔵春閣を訪れた時に、まとめてお得になるチケットがあったので訪れた。普段は非公開みたい。本当に真ん前にあります。中のちょっとした休憩スペースに和室に絨毯が敷かれて、作りの良いテーブルと椅子とウォーターサーバーが置いてあるのを見て本丸も意外とこういう作りの部分もあるのかもしれないと思った。とても気持ちが良い。お庭の作りは詳しくないけれど新緑の時期に来れて良かった。
清水園…
チケットを貰ったので訪れました。豪農のお屋敷跡です。庭が兎に角広くて新緑が綺麗だった…！庭のあちこちに小さな茶室がありました。（中は入れないけどQRコードで内装を拝見できます）駅からも歩いていけます。横にある足軽屋敷もみれるのですけど、こじんまりとした土のつくりに、そうそう、肥前と駆け落ちして暮らすことになる部屋はこういう、光の当たらないくらい場所だよな、と思いながら見ていました。失礼過ぎる。ここのひとに近場にある佐々木食品さんの鮭とばが美味しいと教えていただき、食べました。おいしかった！
🍙たべたもの
BON'APのレーズンサンド/一心寿司
【 新潟市 】
新潟市内は、電動のレンタサイクルを借りて回りました。坂が多いので便利。自転車で海岸にも行けるのでよく散歩していました。
燕喜館…
白山神社に寄った際に園内で偶然みつけた建築。無料でふらっと入れます。
旧小澤家住宅…youtubeあった
新潟に着いてから見つけたのだけれども、思わぬ収穫というか、本当に見てよかったです。商家の住居兼店舗だったみたいで、本当に広い。畳の上に絨毯が引かれていて、重そうな家具たちが鎮座しているのがその時代のお金持ちの内装を伺わせて嬉しかった。地味に台所？部分のちいさな出窓が可愛かったです。藤棚がそのまま縁側にドッキングされている形式のお屋敷は初めてみました。開花時期を逃してしまいましたが、お部屋からそのまま開花する藤がみれるの、貴族の贅沢すぎる。庭の、縁側沿に藤棚があって、その藤を眺めることのできる部屋が一室あって。当たり前だけど藤棚をそのまま家に隣接することが出来るんだ、という嬉しさがありました。僅かな期間の為にかける豊かな楽しみ方がすごい。
新潟に到着してから調べて訪れたのですが2階のお庭がす〜っごくきれいな場所でした！！近場に北方文化博物館・別邸もあります。この別邸の2階に潮音堂という潮騒が聞こえる和室がありました。雅な名前だけれど、建物や騒音が増えた現代だと潮の音は聞こえなかった。
フォロワーさんにwave boxを入れていただいてからず〜っと行きたかった場所！今回の新潟旅の目的のひとつです。
結果からいってここも行ってとてもよかった…！すこし逃してしまいましたが藤が有名で藤の季節に訪れると藤のお菓子などが食べれるみたい。普通に逃しました。藤のお菓子もあった。ただ近隣にあまり観光地がないので、わたしは訪れませんでしたが月岡温泉とかとセットに組むと良いかもなあと思いました。宿泊できるプランもあるみたいです。あと普通にここに限ったことではないのですが、車がある人は車で回るのが一番良いです新潟は。
藤の綺麗な季節にこれてよかった！
🍮ほかに訪れたとことか
企画展でおそろしい水槽の展示をしていた。
🍙たべたもの
スズキ食堂車（焼き菓子のケーキがおいしかった）
なりの朝ご飯のおにぎり（かんずりツナマヨ🍙）
バスセンターのカレー…どろどろのカレー大好きなのですごく好き！でもミニでいい。
【岩船郡関川村】…電車が通っておらず新潟駅から車無しで行くのがそこそこ難所だった…！多分帰りのバスを逃したら詰みます。温泉施設もあるよ。
渡邉邸…
ここも兼ねてからずっと行きたかった場所なのですが、とってもよかった！まず広い！でかい！「峠 最後のサムライ」などのロケ地にもなっているだけあって、古いながらも丁寧に保存されていました。（訪れる前日に駆け込むように一晩で映画をみたけれど駆け足すぎてなにも頭に入っていなかった。）
でかい、というだけですごくテンションが上がってしまう。小雨が降っており、人も全くいなかったため、ゆっくり見ることができました。囲炉裏の煙をすって、木材の黒が映えます。床に鯉の形にくり抜かれた木材がはめられており、昔の大工さんの遊び心だそうです。５匹見つけたらいいことあるかも、と言われて全部見つけ出しました。やったー！雲が出て、ほんのり薄寒い中の静かなお部屋は、本当にうつくしく、ずっとここに閉じこもりたい…、と思うような建物でした。これが重文の建物の重み…。とってもひろく大きい建築でしたが、たぶん百振り以上いる本丸はもっともっと巨大になっているんだろうなあ。また貴族の住居や宗教施設とちがって色や装飾の少ない、渋い色合いの建物は豪農ならではだと思いました。都内では様々な趣旨趣向を凝らした名建築を見ることが出来ますが、こういった面積のある、渋い建築は地方ならではで、はるばる足を運んでよかったと思います。都内から行けるところだと日本民家園とかはあるんですけどね。（ここもとても良いところです！民家がたくさん！）
あと案内してくれる人がめちゃくちゃ親切だった。なんなら帰り際の温泉でたまたま出くわして、（電車がない街のため）送って行こうか？と声をかけていただきました。新潟、本当に人が親切すぎる。（バスが間に合いそうだったので、丁重にお気持ちだけいただきました。）
関川村では『えちごせきかわ大したもん蛇まつり』というおおきな蛇を動かすお祭りがあるみたいで、いまみたらXの映像がバズっていた。かわいいね。
【他にいったところ】
🍵九重園（村上市）…お抹茶と季節の青紅葉の練り切りをいただきました。お抹茶がとっても美味しかった！そして庭にたくさん猫がいた。
きみたちには何が見えてるんだ。
犬と散歩してる人の足跡だ。
フォロワーと佐渡島もめぐる予定だったのですが体調を崩してしまい断念…！（というか到底１日で巡れる大きさじゃないことにきてから気づいた。）新潟とってもよいところ！まさかのラーメンを一度も食べられず！またリベンジさせていただきます！