本編も含めて各エンディングを見終えた(はず)なので、今回で一旦完結にしたいと思います。これで晴れてゾンビの仲間入りです……
ネタバレ配慮は0ですので、ネタバレを見たくない方は読まないでください。
好奇心に身を捧げる物語
Nomaiの遺物をたどりながら、太陽破壊してでも宇宙の眼に行こうとしちゃったりする彼らの好奇心すごいと思っていたら、DLCで思いっきり自分自身が好奇心に身を捧げまくっていることに気づくという構図が最高〜〜〜って感じでした。死んで仮想現実に行くことで封印を解けるというのは、ニク過ぎる演出だったなあと……またそこで出会った囚人も、宇宙の眼の信号を遮断しなかったらどうなるのか確認してみたいという好奇心ゆえにずっと閉じ込められていました、というね……
そして囚人の好奇心が、Nomaiが来るきっかけをつくり、その後私が宇宙を探索してNomaiの歴史を理解し、囚人を解放するに至るというストーリー……超新星爆発して種族は滅亡しても歴史は紡がれていくというエンディングに相応しいストーリーだなと思いました。
流れ者の奴らに思いを馳せる
彼らはおそらく全員仮想現実に行ったんだろうけど、ずっと生活する中でおそらく何人かは入水して死んだ人もいたんだろうな。そして囚人も解放後は入水したんだろうな……泣いちゃう……覆われた森林地帯が一番人が多くて交流しながら一番ヘルシーにすごせてそう。
エンディングの囚人との会話のときに、焚き火を囲う私達にすぐ混ざらなかった彼がとても切なくてしょうがない。仮想現実で生きる=現実から目を背けて死んでなお生活をしている彼らに、観察者になる資格があるのか、という葛藤だったんだろうなと解釈している……なので、一緒に見届けようという選択肢をとると、13.4billion後の世界で彼らは焚き火にいる人たちを見守る=仮想現実で死して生き続ける彼らが現実を観察するという構図になったんだなと。もう一方の選択肢を選んだときは本当に悲しくなってしまった……
DLCの"ない"エンディングの妄想
「お前の見たかった世界はこれだエンド」宇宙の眼遮断機を壊し、どうなるか観察し、囚人に報告する。(でも遮断機壊したら灰プロも壊れちゃいそうだし、プレイヤーの自己満でしかない気がしてきた。)
「死んでも一緒だよエンド」灰プロのコアを外し、死んで仮想現実に行った上で囚人を解放する。囚人に会うためにした私の覚悟を話した上で、仮想現実で一緒に生きようぜと告げる……(囚人を入水させずにいさせるだけのモチベになりうるものを私は提供できるのだろうか……)
ゲームとして良かったところ気になったところ
DLC、流れ者だけに閉じたプレイワールドでここまで広がりがあったのには感動。
謎解きレベルもちょうどよくてよかった(これは友人のルーさんの最高にちょうどよいヒントのおかげでもある)
ちょいちょいバグが気になった
遮断機開発に絡む痕跡がほしかった。あっさりしすぎていて、結局宇宙の眼/量子の月とはなんだったのかスッキリしていないところがある
あんなに文明発達してるのに水力を動力源にはせんやろ〜〜〜という思いが……
流れ者が移動しているという事実を理解する手がかりがかなり薄かったと思う。超新星の爆発範囲を映しているところでもう少し手がかりが欲しかった
プレイ時間は70時間以上とのことです。本当に楽しかった!!!