歌をつくること

芥 知之介
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歌をつくるようになって、8年になる。

つくるように、というより、つくれるようになった、かな。

それまでもつくろうとはしてきたけれど、全然完成には至らず。

はじめて、一曲完成させたのが、2016年の2月。

その直後の、三井寺のオーガニックマーケットで披露させてもらった。

まあ、ずいぶんと遅いデビューだ。

それから8年で、30曲ぐらいオリジナルソングができた。

できた、とは言っても、ほぼ独学でやってきたから、正解がわからない。

正解なんてものはない、とも思うけれど、一方で「そこは違う」なんて言われることもある、たぶん。

自分でもしっくりこないところがあったりして、リライトしたくなる。

最近のものは、書き直す必要はなくなっているから、進歩している氣はする。

そんなわけで、今は2曲ほど、歌詞を書き換えている。

『花桃の咲く頃に』と、『さみしさの論理』、どちらも2度目のリライト。

今度こそは、書き直さなくていいように。

つくっている曲、つくりたい曲はたくさんある。

『最後の新作』、『この美しい世界で』、『眠れぬ民のために』、などなど。

全部書くとキリがない、あとはタイトル未決定だけど、パレスチナのことも歌いたい。

歌詞はいつも苦労する、それでもピタッとハマったときはやっぱりすごく嬉しい、楽しい。

歌づくりがあると、人生は少しだけ豊かになる。

 ◇ AKUTA Tomonosuke ◇

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@mrukuleleman
吟遊ソングライター