波長が合わない、調子のズレ。
そういうことが当たり前で、でも案外それも悪くない。
だからだろうか、この歳になってますます好き嫌いが激しくなった。
◇
嫌いなものや人に、時間をかけたくない。
お金も労力も、考えることも、できるだけ意識を向けないように。
そりゃ誰だって、好きなことや人のことを想う方に、全振りしたいはず。
◇
ぼくは以前から、不買しているものが多い。
アーサー・ビナードさんは、「マイボイコット」と呼んでいたっけ。
よくあるスーパーに行っても、買えるものが少ない、でもそれで困ったことはあまりない。
むしろそういう選択を常日頃することで、「主体性」も担保される。
◇
ちょっとした買いものでもなんでも、「主体的に選ぶ」という鍛錬になる。
逆を言えば、この社会では、主体性というのがどれだけ失われていることか。
結構な割合で、「買わされる」「選ばされている」ことが多い。
◇
ただし、自分の「嫌い」を、人に同調してもらおうとは思わない。
マイボイコットも、自分なりのこだわりで、淡々と密かにやっている。
最近では「バイコット」という造語もあるらしく、やはり「ボイコット」にはネガティブな印象があるということだ。
確かに、「好き」の方だけピックアップした方が、自分だって氣分がいい。
◇
今回はここまで、今日行ったカフェの写真を貼って終わりにしよう。
苺のクラフティと、ブレンドコーヒー。
◇
◇ AKUTA Tomonosuke ◇
◇