四の五の

芥 知之介
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ふと、ロックの定番リフを弾いた。

新しい曲をつくれるかな、と思って。

Paul McCartneyの『Hi、Hi、Hi』という曲が、意外にオーソドックスなコード進行とリフでできているのに氣付いたから。

そこに、ロックやブルースとは違う、ポップでかっこいいメロディーをのせてくるのは、本当にすごい。

そんな風にはできないにしても、方向性としては目指してみたい。

三日ほど前、『四の五の六』というタイトルが浮かんだ。

四の五の言うロック、いいじゃないか。

検索してみたけど、一応それらしいものはないようだ。

今日はちょっとした「行動」をした。

今までなら、迷って、タイミングを逃していたかもしれない。

よくない結果をイメージしてしまって、動けなくなることがある。

だけど、今回はいい結果を掴むことができた。

何度か、「やめとこうかな」という声が浮かんだ。

それでも、期待通りでなくてもガッカリしないように、3タイプぐらいの結果を想定してみた。

中くらいと、いいイメージと、とてもいいイメージ。

結果的には、「とてもいいイメージ」寄りの、いい結果になったと思う。

四の五の言わずに動け、という人もいる。

「四の五の言う」ことは、印象があまりよくない。

大体の場合、文句や不平不満のことを指す。

言われる方はメンドウだろう。

だけど、四の五の言いながら動いたっていい。

いや、そうすべきなんだ、と思った。

自分にとってのロックはそれだ。

黙らせられたり、聞こえないフリをされて蔑ろにされたり。

そういうのはもうイヤなんだ。

だから、何度でも声を上げる、物申す、四の五の言い続ける。

黙って見過ごして、不当なことに加担させられたくない。

それを歌にして、伝えていく。

行動に移しながら、言うことは言う。

このところの、自分のテーマだ。

 ◇ AKUTA Tomonosuke ◇

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@mrukuleleman
吟遊ソングライター