前回のR-18で最終選考に残った方が野性時代の新人賞を受賞された。最終候補作がとてもよくて、透き通るような文章が印象的だった。前年の野性時代でも受賞作なしの優秀賞?とかだったはず。二年目にしてついに結果を出したなんてすごい。かっこいい。けっこうお若い方なんだよな……すごいな……
それに比べて自分のぬるま湯っぷりよ。妥協とか諦めばっかり。運良く今年最終に滑り込んだからってなんだっていうんだよ。本気で書けよ。
書くことはただひたすら自分の未熟さと向き合うばかりで、どうしても逃げたくなるし言い訳になる。既存のプロ作家が書いたものより面白いもの書けないとどうにもならないことくらいわかってるけど、じゃあ面白いってなんですか?とかさ、最近売れてる本を読むとうへぇってなること多々。結局現代の流れを読む才能がなければ自分の主観を信じるしかないのだなあ。答えがあまりに不確かだとしても。