鬱で会社の人間関係が崩壊しつつあった一昨年。きちんと診察を受けてこれまでを振り返ったところ、単なる鬱病ではなく双極性障害であると判明した。飲む薬が大幅に変わり、さすがに劇的にではないがゆっくりと効果はあらわれ、精神活動は改善された。具体的にいうと、上り調子・下り調子をその現れはじめから自覚でき、大波が来る前に身構えることができるようになった。また、薬の影響で波自体の振れ幅が小さくなり、無駄に疲れることが少なくなった。
職場の人間関係は崩壊したままであったので（勤務できるのかどうか信用されなくなっていた）、心の病にある程度は対処できるようになったとはいえ、現場復帰は難しいと判断し、昨年の後半ですっぱりと仕事をやめた。それなりの収入のある仕事だったが、後悔はない。
いまは就職活動中、というよりは、ほぼ転職が決まった。志願先企業の人事担当者とも最高責任者とも話し、無事に内定を頂いて、今は研修期間。土日勤務が必須なのがちょっと痛いけれど、娘たちももう高校生と中学生だ、ちょっと外出の機会が減ったとしても問題ないだろう。
新しい仕事は、これまでやってきたことに直結している。前の会社では新人の教育担当で、趣味でmicro:bitというSTEM教育用のマイクロコンピュータで遊んでおり、子どもたちにはScratch類似のブロック言語でプログラミングのさわりを教えていた。ものづくりもアートも好き。ということで、新しい仕事はSTEAM教育に関連した企業になる。研修を受けている限りでは自分に合った仕事だと感じられる。