映画デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章を観た。
端的に言うと傑作。快作。ぜんぶが良い。
浅野いにお作品はプンプン完結後あたりから追っていなかったので原作も未読なんだけど、いい作品なのは間違いし、原作者も映画のあれこれに関わってるとのことだったし、予告映像もかなり期待ができるものだったので、すごくたのしみにして初日の夜に映画館に行った。
2時間みっちり、高濃度の感情を浴びまくってしまった。ぞくぞくした。
この世界ってもうおしまいなんじゃない？でもできることは目の前の日常だけだしそれがいちばん大事だし。だけどその大切にしてる日常も、グラグラの非日常のうえに不安定に積み上げられてるだけのもので。
そういう、ここ数年、十数年、地球を覆っている漠然とした不安みたいなものを、それから目を逸らしながらも生きてるかけがえのない毎日を、丁寧に丁寧にノスタルジックにコミカルに衝撃的にすこし不思議に描いてくれていた。もちろん、藤子・F・不二雄オマージュもしっかりで。
あとテンポも間も声もすごく浅野いにお作品のコマ割りを感じた。音楽も演出もプロのおしごとだった。観ていてずっと気持ちがよかった。
後章も初日に観に行きたい。前売券買いに行こ。最後を見届けたらまとめて原作読破しよ。
ano feat. 幾田りら 「絶絶絶絶対聖域 」Music Video
主題歌もとてもよい。