女装をしたい。
とりあえずAジェンダー(仮)として生きているこの身は一応女性身体なのですが、女装(正確にいうならドラァグクイーンになりたい)をしたい。そう思って近頃生きている。
きっかけはわからないけれど、おそらくジョジョの奇妙な冒険。主人公の一人、ジョセフ・ジョースターが敵地へ潜入するためにケバい化粧をしたテキーラ売りの少女として変装する(そして案の定バレる)シーンだと思われる。なぜ自分があのシーンでドラァグおよび女装に堕ちたのか全く理解し難いが、とにかくテキーラちゃんにであったその瞬間から、私の心に女装という概念は深く刻み付けられた。
それ以来ドラァグクイーンの化粧動画を見ては憧れ、ルポールのドラァグレースを見てはキャッキャする日々を過ごしてきた。なんなら卒論も女装で行ったろかという気すらしている。(英語の論文を読むのが避けては通れないので二の足を踏んでいるが…)しかしながら、自分自身がドラァグをすることは気が引けていた。なぜなら私は一応身体的には女性として割り当てられる存在であり、ドラァグの文化はゲイ男性のものだからである。SOGIマイノリティである自覚はふんわりあるが、かといって他人の庭にズカズカ入り込んで胡座を描く図々しさも度胸も持ち合わせていない。
転機はメンタルどん底状態で渋谷を徘徊してたときに起こった。渋谷パルコの地下一階に女装バーがあるのを見つけて、若干ビビりつつ入った。お姉さんたちは(お客様だからということもあろうが)気軽に話しかけてくれてまあいい思いをしたわけだが、その会話の中で「女性のドラァグクイーンも存在している」ということが発覚したのだ。
あれ?もしかしていけるんじゃね?
両手を上げて大歓迎とは言わずとも、やれるんじゃね?
かくして(良いか悪いかは知らないが)私の夢のドラァグ人類への道が思いもよらずして開いたのだ。
とはいえいざドラァグをやるとなっても何やりゃいいかもわからんし金もかかる。おまけに今の私は大大大金欠。
とりあえず稼ぐしかないね!
ない袖は触れないし無い裾をドラァグすることもできねえってワケ!
何か進捗があればまたブログでお伝えします。
では!