彼らはいつだって夢を見せてくれる。やさしくて、あたたかくて、キラキラと輝いて、きみたちをずっと想っていると言葉にして音楽にのせて、わたしたちの笑顔のために、彼らにしかできないものを魅せてくれる。
この瞬間のために、いろんなことを頑張ってきたと言ってもいい。この瞬間のために、追ってきたのだと言ってもいい。ゲームでもアニメでも体験できないことをこの3日間体感している。
笑って、泣いて、また笑って、最後には「またね」と声にする。ありがとう、という言葉を声にして拍手を送る。なんて楽しいんだろう。なんて素敵なステージなのだろう。
このライブに参加するのは初めてではないけれど、今回はより一層素晴らしいものになっていると思えた。
色とりどりのペンライトの海。歓喜の声。こそっともれて聞こえてくるわたしたちの声。ステージに立つ彼らは楽しそうに、愛おしそうに歌をうたって踊っている。ずっと見守ってきた彼らがステージに立つ姿を想像するしかなかったあの頃、こんな最高のライブが観れるなんて考えもしなかった。
アイドルを目指してくれてありがとう。アイドルになってくれてありがとう。わたしと出会ってくれてありがとう。
いつだってわたしたちの隣にいてくれて、わたしたちの手を引いて駆け出していく彼らの笑顔の先にあるのは、わたしたちの笑顔だった。
キスよりすごい音楽って本当にあるんだよ。
今日が最終日。大千秋楽。最高の席で、愛にあふれるアイドルたちのステージを観てくる。大好きな彼らの歌のおかげで今日わたしはこうして立っていられる。
ありがとう、うたプリ。いってきます。