才能について言及するとき、例えばあの人にはマンガの才能があるという言い方をする。これは会話上、取り扱いやすくするために適切に抽象化された表現だと思う。
これをもう少し具体的に考えた時に以下のようなグラフが浮かぶ。
AからKまでは能力とその数値を示している。例えばAは画力とかそういう粒度の能力を示していると捉えてほしい。人には色々な能力が備わってると思うので複数の数値を示す棒が並んでいる。
例えば青枠の部分がマンガに使う能力でかつ高いとされる水準だとしてこの青枠に入ってる(またはそれを超えている部分)部分を総称してマンガの才能と言っていると思っている。ともすれば会話どおりにイメージして例えばこのグラフでいうとAがマンガの才能でBが野球の才能でというイメージで捉えている人もいなくはないと思うがこう捉えた方がより正確になる気がする。
グラフに戻って例えばCが物語を創出する能力、赤枠が小説の才能だとして、マンガの才能と共有できる能力もあればほとんど共有出来ない能力もあると思うし、緑枠を野球の才能としてほぼ全く共有できないものもありそうだなということを表現してみている。
たださらに言うといま、書いてきたようなものも実は間違えというか正確じゃない部分があって、純粋に才能といえるものはこのそれぞれの能力の「初期値と伸び率」と捉えるのが良いかなと考えたりしている。
ちなみに余談だが人間って例えばこのAからKまでの能力のうち、他人をみてAとB以外、全部負けてたとしてもそれが明示されておらずAとBが勝ってればそこだけをフォーカスして自分の方が優秀と思っちゃいがちな生物だよな〜と感じます。学校って意外と社会より色んな観点から評価されるので特に職場とかで起こりやすいような気が。自分も注意しよ。