突然の自分語りで申し訳無いが、私は生まれてこの方怒りを全面に押し出して他人を口汚く罵った事がない
でも人間誰しも怒りや不快感は感じるもの、フラストレーションをどう解放するのか私はまだ分かりかねている
幼い頃から私は両親の顔色を伺い生きてきた、夫婦喧嘩する両親を見て私はなんて無駄な時間を過ごしているんだと感じていた。私の中で怒りとは無駄、不快にさせる為だけの時間と感情であると考えていた
様々な人に出会って来て、その考えは次第に変わり、怒りとはエネルギーの爆発だと捉えられるようになってきた。彼はクリエイターだから、嫌いや怒りは切っても切り離せない感情だと。とても腹落ちした、確かに怒りは自分の伝えたい事の爆発、即ち自分のやりたい事をきちんと分かっている証拠
でもそれはクリエイターである彼の意見であって、筆を折ってしまった私には当てはまらないのではと思っている。では、私にとって怒りは何なのか
憧れだと今は思っている
冒頭でも話したように私は生まれてこの方怒りを全面に押し出して相手を罵ったことが無い。でも、でも、私はその行為に憧れてしまうのだ
何度も理不尽な思いをしてきた、私の存在が原因で夫婦喧嘩をした両親も、その場にいるだけで存在を否定してきたいじめっ子達も、時間を割いたのに他の女にいった男達も、全く思い通りにいかない自分自身も、全部イラついてたまらない
飲み込むことは美学なのか、許すとは成長なのか、この経験は今の自分を作る大切な物なのか
苦しくて仕方がない