2024.9.14

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公開:2024/9/15

土曜日!ひと月ぶりのデートだっ!

のんびりめに起きてきて、同居している友人と朝ごはんをおなかいっぱい食べた。カルダモンがブレンドされたお茶にあたためた豆乳を注いで簡易チャイを作ってくれ、それを飲みながらパイナップルのスコーンに桃のジャムとクリームチーズの組み合わせ。忘れずに紅茶を買って帰らなくちゃ。

身支度をして、洗濯物回して、掃除機をかけて、クイックルワイパーをかけて、メイクをして、なぜかアークティック・モンキーズを流しながら本を読み(集中できなかった)、出発!

アークティック・モンキーズは結局このアルバムが好きやねん。

服に合わないからと日傘を置いて出てきてしまったのだが、大失敗でした。暑すぎるし日差しもすごい。もう気分は秋だし、パートナーには夏服ぜんぶ見せちゃったし、ぜんぜん半袖にテンションが上がらない。秋冬のことばかり考えている。今日は、suzuki takayukiのワイドパンツに母からもらった大きな花柄のグレーのカットソー、SUIのシルバーのバレーシューズ。髪型もばっちり。このヘアスタイルを崩したくないがためにヘッドフォンまで置いてきた(行き帰り以外は荷物になるからというのもある)。重いから本もノートも置いてきたし、ストイックに荷物を減らした結果、やっぱりちょっとやることがない。電車の時間はひたすらぼーっとして過ごした。普段は思い返さないようなものごとや人々が浮かんできて、こんな時間もたまには必要だろうな、と思う。ぼーっとするのが苦手な人間。

パートナーと合流し、1ヶ月ぶりに会えたことを喜ぶ。昨晩ほとんど寝ていなかったであろうパートナーの体調を心配しつつも、立てていた予定ばっちりに行動した。

お昼は立ち飲みもあるイタリアンへ。ランチセットもあったが結局アラカルトで頼んだ。胃が痛かったのでおなかにやさしいものを、と注文した野菜スープがくたくたとろとろ、塩よりも野菜の甘みが前に出ていて、とてもうれしい味だった。

平皿で食べたオレンジ色の野菜スープ。

軽めに食べて、歩いて服屋さんへ向かう。REPRODUCTION OF FOUNDのジャーマントレーナーと、NO CONTROL AIRの服が目当て。それぞれ別のお店に行ったのだが、どちらもよかった。ジャーマントレーナー目当てに行ったお店では、「この色かわいいー!」と手に取った明らかにメンズサイズのTシャツを試着したところ予想以上によく似合ったので、購入しました。半袖が肘のところまできて、おしりがすっぽり隠れる大きさ。ビッグシルエットのTシャツって着るのがほんとうに難しいイメージだったけれど、重めのしっかりした生地感だと意外と大丈夫。これもsuzuki takayukiのワイドパンツのおかげです。ビッグシルエットのコーディネートを怖気付かずに着こなせるようになった。そして何より淡いミントグリーンの色がかわいすぎる!今年の夏は半袖をたくさん買ったのに、それでももうそろそろ飽きて着たい服がなくなってきた晩夏、これでしばらく朝のわくわくが保ちそうです。次のお店では、パートナーがわたしのフレンチスリーブのカットソーを見てからずっと欲しがっていたNO CONTROL AIRを試着。今までの系統と違った服がほしいとのことでいろいろ着てみていて、すごく楽しそうだった。「お連れさまにも……」と渡された(推しが強い店員さんで、味があった)ワンピースがsuzuki takayukiのもので、「あ、今日履いてるんです」とアイコニックなタグを見せたらはっとされた。気づかずに渡してくれたらしい。ちゃっかり試着するだけして、ドレープの素晴らしさに感動。パートナーは無事目当てのワンタックのワイドパンツ、「これぞNO CONTROL AIRです!」というバックシルエットのスタンドカラーのシャツを購入していた。お店を出た直後は「買っちゃったあ」と着こなしを不安がっていたが、夜に宿でファッションショーを開催したところ、ぴったりの着こなしを発見して安堵とともにめっちゃ笑顔になっていた。よかったね。あたらしい系統の服、自分のあらたな可能性を見せてくれるのが楽しい(と同時に、だからこそ不安になるのもよく分かる)。ここ1年くらいは服を見るのが楽しくなってきて、デートのたびに服屋さんをまわり、買っては大興奮している気がする。だんだん、「これはあなたにぴったり!」が試着時の相手の反応で分かるようになってきた。

テイクアウトの紅茶屋さんで、わたしはミルクティー、パートナーはティースカッシュを買って、目の前の神社でやっていたお祭りの屋台をゆっくりとすり抜け、臨時で用意してあった椅子に座ってしばしおしゃべりした。お祭りには子どもがたくさん来ていて、屋台も子ども向けになっていた。わたしが行ったことのあるお祭りは食べ物の屋台ばかりだったので、射的やスーパーボールすくい、コイン落とし、型抜き、輪投げなんかの屋台ははじめて見た。お祭りのイデアだ。夕方から元気に走り回るたくさんの子どもたちの姿、そのためにあるようなお祭りのありかたに、すごく嬉しい気持ちになった。パートナーとは小さい頃の話などをした。パートナーは、本などで仕入れた知識を何度も何度も大人に話す子だったらしい(かわいい)。

紅茶を買ったお店に戻って茶葉を買い、かわいい焼き物のお店を冷やかしてから、夜ごはんへ。目当てのお店はカウンターのみの小さなお店でいっぱいだったので、そのままバー希望へ。ごはんもおいしいし、飲みもののクオリティが最高なので、ずっとパートナーと一緒に行きたかったのだ。ミントグリーンのカウンターがうれしく、意味もなく撫でさすってしまった。

ミントがわんさか入ったモヒート。

一杯めはフレッシュミントがわんさか入ったモヒート。ちょっと甘くておいしいのだ!ぎゅっと搾ったライムのいい香りが来て、飲むとミントがわーっと抜けてくる。ここのモヒートがいちばん好き!パートナーは一杯めはHinanoというビールを頼んでおり、こちらはホップの香りが立っていておいしかった。

まずは野菜が食べたくて、お出汁トマトと夏野菜の揚げ浸し。盛り付けがきれい!色とりどりでうれしくなるね。

お出汁トマト、野菜の揚げ浸し。
グラスに入った帆立とつぶ貝のセビーチェ。背景には揚げなすと鶏そぼろのタイ風サラダがある。

こちらは帆立とつぶ貝のセビーチェ。添えられたくし切りのライムがでっかくて最高。グラスに入っているのも涼しげでよい。背後にあるのは揚げ茄子と鶏そぼろのタイ風サラダ。パクチーやミントがよいアクセントに、粉チーズで全体がまとまっていて、むちゃくちゃ好みでした。パートナーが「どんぶりでいける」と言っていたが、たぶんどんぶりくらいの量はあった。

発酵玄米と海老と卵のカレー。

えびと卵のワンパッポンカリー。小豆入り発酵玄米、うれしいぜ。やさしい味、とろとろの食感でおいしかった。

最後に大好きなカイピリーニャを頼んだら、レモンとライムがたっぷり入っていて嬉しくなっちゃった。酸っぱくて最高。

ライムとレモンがたっぷり入ったカイピリーニャ。

途中パートナーが頼んでいた焼酎前割りもまろやかでよかった(前割りの存在、気になっていた)し、自家製ジンジャーシロップのモスコミュールが超おいしかった。カラメルの甘い輪郭のはっきりした香り、生姜のぴりっとした辛味が主体で、甘すぎず酸味もあって、とても好みだった。モスコミュールと言ってこんな素敵な飲み物が出されたらめろめろになっちゃうよ。

ずっといい音楽が流れていたのでShazamしまくっていたのだが、なんと土曜日はDJナイトだったようで、道理で、といい気持ちに。妙にいい選曲だったんだよな。最高のバーだ!

パートナーに「わたしがここに一緒に来たがってた理由、分かったでしょ!」とにこにこでお店を出た。