今日は妹がいる曜日だった。妹が「見てー」と、赤ちゃんのいるお腹を見せてくれた。この前まではなんともなかったのに、赤ちゃんがいると分かるくらい膨らんでいた!すごい!今6ヶ月らしい。あっという間だ。すごいなあ…… としみじみしてしまう。
シャワーを浴びてメイクをして、母と妹とコーヒーを飲みながらおしゃべりしまくった。三人いると話が止まらない。とても楽しかった。妹が、結婚したらシビアな話もたくさんしなくちゃいけないとか、いかに夫が愛情深く尽くすことを厭わないかとか、結婚という契約に伴う関係性のありかたについて、実体験ベースで聞かせてくれた。結婚して、生活をしているひとだ。結婚したひとがまわりには妹以外いないので、ふむふむ聞いた。興味深く、おもしろい。もちろん別ではあるけれど、自分たちのパートナーシップはどうだろう、とか、もし何かあったらどんなふうに対応するだろうか、とか、考えをめぐらした。
わたしたちの場合、婚姻関係になることをパートナーのご家族や親族に反対されており、家を買って同居して事実婚関係に踏み込むのは4年後以降、出産に困難がありそうかつ里親や養子縁組を優先したい気持ちがある…… みたいな状態で東京と熊本の遠距離パートナーシップをやっている。なのでわりと何もかもが妹のところのようにすんなりいくわけもなく、すべてが遠い。「二人がこのパートナーシップに満足しているからそれでいいです」というわけにはいかず、周囲との関わりあいの中で生きていくのだから、なるべく自分たちの選択や道のりにたいして理解や納得をしてもらいたいのだけど、なかなか難しそうだ。
婚姻関係を通じて親族になることを相手方から拒否されているのは、おもにわたしの家族のことが理由なのだが、良くも悪くも、家族というのは縁を切ったらそれで終わりです、ということにはならない。どちらの家族や親族とも、どうやったって(うまく距離を保ちながら)付き合い続けるしかない。どうにかするしかないのだ。交際自体には反対されなかったので、一旦は遠距離で関係を続けつつ先送りにしているが、これが4年後、「家を買います、同居します、事実婚関係になります」と宣言するときに、いっぺんに大きな課題として降ってくるんだろうな。ただ、現時点でこれを解消する手立てが別にないので、そのままになっている。
婚姻関係への反対理由のもう一つは、わたしは経済的に、パートナーはケアワーク的に、「自立」していないからというものだった。それぞれが生活できるようにしてからにしたほうがよい、という提案があり、それはまったくその通りだと思ったので、経済的自立を目指すことにした。振り返ると、この1年ちょっとで、わたしは「自立」に向かって着実に歩みを進めてきた。以前は最低賃金以下で週2〜3日勤務の議員事務所ではたらきながら、少ない収入と少ない支出で生活していた。そのときは、お金よりも断然時間がほしかったのだ。選挙を終えて暇になったのでダブルワークを始めた。その数ヶ月後、実家を売却するために引っ越したのと転職活動が重なった時期にトラブルがあり、生活保護制度を利用しようか、シェルターに入ろうかと福祉事務所に相談に行ったこともある。あの時期は合唱の大きな演奏会もあったので、身動きが取れず本当にしんどかった。転職活動を経て、求人詐欺に遭ったりもしたが、最終的に今の事務仕事を紹介してもらって、安定した収入を得られるようになった。就職してからも適応障害になって大変だったし、今も大変だが、よく頑張ったと思う。
しかしここまでやっても、パートナーの家族や親族は安心しないと思うし、納得も別にしないのだろうなあ、とも思う。秋にはご懸念のわたしの家族から離れるために引っ越すつもりだが(そもそも、わたしを懸念のある家族の面倒を見るように勧めてきたのは、パートナーやその家族であるが)、それでもだめかも。心配や不安には際限がない。どんな方策を取ろうとも、絶対的な安心はないからだ。「心配だけど見守ろう」と信頼してもらえる閾値を探っているが、果たして。
わたしはある程度の大変な課題に慣れているので、肝は据わっているほうだと思う。何か起きてもどっしりと、次に何をやれるかを考えられる。将来確実にやってくる困難に対して今できることはそんなに多くないし、来るべき時まで待ちますか。
また、そもそも婚姻関係に反対されている状態で心配することでもないかもしれないが、家柄を気にする親族にとって、法律婚を選ばず事実婚を貫き通そうとしていることはどう受け止められるんだろうか。法律的に親族にならないから、むしろ歓迎なのかな。それともみなし親族になるから不安は変わらず、反対されるのかしら。数年後にまた聞いてみよう。
先に家を出た妹が駅前のモスバーガーの窓際に座っていたので、わたしもつられて入店する。ポテトを一つもらったらびっくりするくらいおいしくて、「もう今お昼ごはん食べちゃおう」とわたしもセットを注文。朝のモスバーガー、なんだかめちゃくちゃ美味い。美味しいねと言いながらまた朝の続きをしゃべった。妹はもう少しゆっくりするとのことだったので、わたしは食べ終わってすぐに仕事に向かった。
1時間半遅刻くらいで到着。すぐに銀行に行って払込をし、夜のイベントに必要なものを準備したり、会議に出たり、別のイベントのチラシを作ったり、施設に電話して確認したりと、かなり仕事をした。合間に食べたバウムクーヘンとハーブティーが美味しかった。そういえば、会議とイベントに挟まれた歯医者は、無事に無料でキャンセルできた。
仕事中、今日はピンク・フロイドを聴いてみた。昨日パートナーとの電話で話題に上って、いろいろ教えてもらった。名前は知っていたが聴いたことがなく、どんな感じかなとおそるおそる聴いてみたら、とても良かった!『Tne Dark Side of the Moon』と『Wish You Were Here』を聴いたが、他も聴いてみよう。
夜は仕事のイベント。手一杯だったがなんとか終えた。長かった。ひさしぶりだし懇親会に出席したかったが、人数がいっぱいで入れず、荷物を事務所に置いてから帰ってきた。あー、すっごくビール飲みたい気分だったのにな。健康のためによく寝ます。
気晴らしに、朝妹がおすすめしていたWHOMEEのアイブロウブラシとhinceのクッションファンデを買った。この前カード限度額でキャンセルされてしまったフロスも買った。あと同じく妹におすすめされつづけているシャンプーとリンスも買おうかな、と太陽油脂のオンラインストアを開くところまでやった。旅行用のかばんと、いい加減に下着もほしいな。仕事場用のハーブティーも必要。買うべきものがたくさんある。買い物が基本的に好きではないので、一気にいろいろ買い物する日というのができてしまい、それすらもうっ…… となる。また明日考えよう。
昨日から思っていたのだけど、今日で確信した。喋らないせいなのか、言葉につっかえたり、どもったり、咄嗟に出てこなかったりする。喋り方を忘れかけている。このままこの一人職場で毎日喋らない状態が続いたら、どんどん喋れなくなりそうでちょっと怖い。